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夜の蝶(三越劇場 6/8 15:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

新派を初めて見た!

ヅカファンには馴染みやすい世界だわ。
様式美と予定調和。

女形が主役。篠井さんがライバル役で客演。
でも男性役の男性も、女性役の女性もいるのがちょっと不思議。

内容的にはけっこうドロドロ。

新装開店のバーに、ライバル店のマダムがわざと割れたグラスをプレゼントする。
こっわ~!!
客席から笑いが起きるぐらいだった。

最後は(原作とは違って)人情でハッピーエンド。

いいぞ、楽しいぞ。

市川段治郎、月乃助あらため喜多村 緑郎、超かっこいい!
かっこよすぎて、ずっとキメの演技で、ちょっと疲れた(笑)
でも好きなんだよね~。
友人に、ふみか様を見せたとき、「段治郎の演技好きでしょ」と言われた、
ああ、そうだよ、そういう芝居が好きなんだよー。
よく考えたら、この芝居では、
仕事も裏切られて、女にも二股かけられて、最後は置いてけぼりで、
いいとこなしの役なのだが、言われるまで気づかなかった。

出演者がやたら多くて、一瞬しか出ない人がいた。。
下級生ってこと?

あと、昭和30年代の話とはいえ、
アルサロ(アルバイトサロン)とか、わからない人が多いのでは?
いや、年配のお客さんばかりだから大丈夫なのかな?

三越劇場もなんと初めて。ゴージャスでいいね~。

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夢現無双/クルンテープ 天使の都(東京宝塚劇場 5/23 18:30) [観劇メモ]

宮本武蔵の成長物語なんだろうけれども、
どうすれば成長なのか、今成長してるのかどうか、が
わからない。
エピソードのつぎはぎが続くだけ。

なんとか考えてみるに、
内なる暴力性をどうコントロールして武道の高みに近づけるか、
ということが成長なのかもしれない(原作読めばわかるのかな)。

でも、その暴力性ってのが、宝塚にはなじまない気がする。
宝塚では、軍人さんとかお侍とかしょっちゅう出てくるけど、
愛のためにとか美学のためにとか詭弁を弄して、
なんとか暴力性を隠すことが多い。

サイトー君はかつて巌流で宮本武蔵を描いたけど、
あのときは、佐々木小次郎が主人公で敗者の美学がテーマだったから、
気にならなかった。

正直、内面に一番変化があって主人公ぽいのは、
幼馴染で、佐々木小次郎を偽る青年じゃん。

あと、せっかくのチャンバラものなのに、立ち回りがダメダメだった。

…なんと、たまきちが腰を痛めていたとか。
そうか~。怪我人も多いし、働かせすぎなんだよ、宝塚。

美園さくらは歌がうまくて声がいいが、芝居が浮いている。

みやるり最後なのに内面があまりない役でもったいない。
でも、本当に美しく、主人公が追い求める相手として、びしっと決まってた。

清四郎は巌流の綺華れいが鮮烈だったので、
暁さんだと「あら、かわいらしい」ってなっちゃうね。頑張ってたけど。

相変わらず千海さんがうまい。

光月るうがすっかり重鎮ポジになっている。

月城さんの休演は残念だった。

代役にはいった、夏目雅子の姪、All for oneで王子様やってた子、
めちゃウマやん。見た目もいいし。

ショーは、タイをテーマにするのはきれいでエキゾチック。
たまきち&みやるりの紫色の場面が特に素敵だった。

でも、特定の国、特に欧米以外は、今時まずい面もある気がする。
タイ本国で上演禁止な『王様と私』をあんなに使うとは。

このモニョモニョした感じは、
日本も、欧米から下に見られて、
眼鏡で出っ歯の日本人、っていうイメージを映画や舞台で笑われてきたから。
そこまでいかなくても、オペラ『ミカド』とか、全然日本ちゃうやん、てのがいっぱいある。
にもかかわらず、欧米人と同じつもりで、
タイ人が見たら「ちゃうやん」「ひでえ」ってものを作ってる、
ってところ。

あれだ、「名誉白人」ってやつだ。
差別されてるのに、差別する側と同じに立って、新たな差別に加担する。

…そもそも宝塚が、欧米のレビューを輸入したものだもんね。
欧米ではアップデートされてるだろうけど、
日本でガラパゴス化して生き残ってるのが少女歌劇。

黒塗りショーも今後どうすべきか。
好きなんだけどねえ、黒塗り。

なんとなーく東南アジアとか、なんとなーくアフリカとかだったら
ええんかのう。架空の、想像上の国、みたいな感じで。。。


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紫峰七海ライブ(銀座NU dish 4/6 18:00) [観劇メモ]

銀座にあるNU dishというビーガンカフェで、
週末に宝塚の元生徒のライブを行っているそうです。
トップさんとかでなくても、小さなスペースでがっつり歌が聴ける、
すごくいいことですよね。

で、我らがふみか様が登場。
どんなんなのかなーと思って出かけましたが、
すんばらしいものでした!

全部宝塚の曲(ほんと、宝塚大好きよね…)
構成も自分で考えたそうで、
ファン時代の曲、自分が下にいたトップさんたちのそれぞれの時代の曲、
後半はなんと、ぴーちゃん(鳳真由ちゃん)がゲストで、
ぴーちゃんの思い出の曲、ぴーちゃんとの思い出の曲。

現役でいたら、こんな曲まるまる歌うことないよねー
という曲を、がっつり聴ける、この喜び。

それがまた、上手いんですわ。いや、歌がっていうよりは、芝居が。
そう、歌が芝居になってるんです。ちゃんと。
土方さんは、ほんとに土方さん、
ギャッツビーは、あ、このあと死んじゃうんだな、とわかる芝居、
さすがだあああ!!

曲の順番なんかも、ちゃんと緩急ついてて、構成力もさすがです。
これは、ピアノ演奏&アレンジの初花美咲ちゃんのおかげなのかもしれないです。
(かわいらしい娘役さんでしたが、今はショートカットがボーイッシュで超キュート)

ぴーちゃんももちろん、歌に芝居心があって、
あっというまにそこがメイフェアになったりして、はあ、ありがたや。
もちろん、二人で「地獄の沙汰も金次第」を歌ってくれましたよ~。

ふみか様は退団のときの白いスーツ。
(なんと、ぴーちゃんは色違いで同じブランドの黒スーツ!)
長い髪を後ろで束ねて、ちょっとターコさんみたい。
そうそう、『はばたけ黄金の翼よ』からも歌ってくれました。

ほんとターコさんみたいな色気でしたよ。(メイクはツレちゃんぽかった)
辞めて3年、男役がますます進化している…? ほれぼれ。

そしてアンコールがなんと、『ファントム』の親子銀橋の歌!
ぴーちゃんは新人公演でエリックを、
ふみか様は新人公演でキャリエールを、それぞれ別の時にやっているわけです。
ぴーちゃんのエリック、映像で見てすごく好きだった~
繊細で、心のひだがすごくよく見えて、守ってあげたくなる、
ふみか様キャリエールは、はまった頃、映像で何度も見ました~
包容力、罪悪感と愛情の入り混じった深い演技、
それが夢の共演ですよ!!!
新人公演のときより学年上なんだから、うまくて当然なんだけど、
ぱっと切り替わる瞬間、うわあ、二人ともほんまもんの役者やーって鳥肌、
あっという間に引き込まれる、二人の世界。
生で観たのは初めてです、私。まさか観られると思ってませんでした。
客席、号泣。
ああ、これって愛情を確認し合うっていうだけの場面じゃなくて、
互いに罪を懺悔しあい、許し合う場面なんだ、って
そんなことまで感じました。

忘れられない夜になりました。

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かもめ(新国立劇場 4/13 13:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

全キャストオーディションで、鈴木裕美演出。

今までいくつか観てるけど、一番わかりやすかった。

驚いたのは、トリゴーリンがダメな人だったこと。
大物が若い女の子(ニーナ)をもてあそんだのではなく、
ダメな男が若い女の子に本気で恋して捨てたのかー。
リアリティあって怖い…!

ニーナもものすごくミーハーで、
こんな浅はかだったら女優として成功するわけないと思う造形。
これも説得力ある。
しかし肝心の四幕が下手だったので、
「演技が下手」っていう役は演技がかなり上手い人でないとできない、と
ふたり阿国と同じことを、思った。
オーディションだから伸び代に期待したのかな。がんばれ。

アルカージナのコムちゃんが素晴らしい。
特に、少女のようだっていう形容が、
今まで観たどのアルカージナよりも持ち味的に強調されてた。
気まぐれで、自分が主役でなくちゃ嫌で、むかつくけど、でも本当にかわいらしいの。

イキウメでよく見る伊勢佳世がマーシャ。
本格的なアル中で怒鳴っててこれも驚いた。いい仕事してた。
コースチャ、渡邉りょう。
イケメンというよりオタクっぽくて、これも驚きの造形。
繊細な文学少年っていうよりは、完全こじらせ系。

ソーリンさんは最後、コースチャの自殺と同時に死ぬのが普通?
今回のは、ソーリンさんの死は描かれてなかった。

ほんと、かもめって面白い。
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ブルーオレンジ(DDDクロスシアター 4/12 19:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

イギリスの戯曲。
精神病院で、退院する人格障害の患者(黒人)と、
退院させたくない(統合失調症を疑っている) 若い研修医、
ベッドの回転率と出世しか興味がないからどんどん退院させようとする上司。
この3人だけ。

異常と正常の差はどこにある?
精神病に人種が与える影響は?
デリケートな問題を次々つきつけてくる。

医者どうしがののしり合って、それを患者が眺める、という逆転がおきたり。
言うこと聞かない部下を 、上司が精神病だとみなして追い出そうとしたり。

患者のいうことは、本当なのか、妄想なのか、こっちも惑わされる。
いやー、挑戦的な芝居だ。

ただちょっとセリフが、ん? どういう意味?
って考えてる間に次へ次へと進むので、追い付いてなかったかも。

上司役は千葉哲也。
昔『黒蜥蜴』の明智をみたけど、おじいちゃんになったなあ。
サイコパスっぽくてすごーく怖い上司だった。
研修医は成河。評判には聞いていたけど、観るのはじめて。すごい演技派。
患者はこないだテイクミーアウトでみた章平。
また黒人の役だ。キレたり甘えたり、くるくる変わって引き込まれる。

部屋の外の空間を示す扉の使い方がうまかった。

戯曲を吟味してもう一度観たい感じのお芝居。
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CASANOVA(東京宝塚劇場 4/2 18:30) [観劇メモ]

色男で 何人もの女性を泣かせてきたっていう男を、
宝塚の主役としてどう成立させるんだろうと思ってた。
養父(航琉ひびきさん)との珍妙な占い儀式の場面で、腑に落ちた。
こういう愛嬌のある憎めない「インチキ」なのね。
舞台だからこそのリアリティーのなさ。いい意味で。
たくさんの女性が彼にほだされて集団で助けるくだりは、下らなくて納得してしまう。

でも全体としては、一本ものでやらなくてもね、というたわいないもの。
特に最後の解決法は完全に水戸黄門的な安易さだし、
トップコンビの別れも意味不明。

モーツァルトがからむのは面白い。

ゆきちゃんがハキハキした役でぴったり。
ちなつ様の女装は演技も見た目も素晴らしい。

ベネチアは一昨年旅行したので、あーこんな風に表現するのねーと、
小さい建物の間をゴンドラがうごくのがちょっと面白かった。

音楽が全体的にエモーショナルでなくてイマドキだったのも、
いまいちに感じた要因。
ただ、二組のカップルが馬車に乗り合わせる場面のラップは
すごーく面白かった。
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ふたり阿国(明治座 3/30 17:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

北翔さんの座長が素晴らしい。

しかし物語の主役は峯岸みなみ。
北翔さん演じる阿国に憧れ、憎み、勝手に二代目を名乗る。
その凡人の苦しみが伝わって来ないので残念。

芸能のためにどこまでやれるかっていう話。
身内への情とか、貞操観念とか、義理とか、どこまで捨てられるか。
戦国時代という背景と重なる。

遊女ダンスのセンターに 峯岸みなみがいるのは象徴的だ。
バックとグループ名がなければ成り立たないアイドルそのものだ。

中屋敷の脚本は、多分長い原作をスピーディーにまとめてた。
いろんなジャンルの役者さんが出てたみたい。
一花ちゃん、チャキチャキのおかみさん、すごくいい。
鳳翔さんも女役。でも殺陣がすごくかっこいい。(ソロは… 笑)

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霧深きエルベのほとりに(東京宝塚劇場 3/14 18:30) [観劇メモ]

順みつきさんのを映像で見て素晴らしかったので、
再演待ってました。

『ダルレークの恋』と同じく、恋愛の力関係の転換がテーマで、
単純なようでいて深い。
いかにもメロドラマだけどそこがいい。

星組を久々に観たけど、
礼真琴さんすごいわねえ。
小柄であることを補って余りある技術とオーラと自信。
フロリアンて、どっちかというとしどころのない役で、
しかも解説役、説教くさい。
(過去の映像で誰がやってたか思い出せない→確認したら場面すごくカットされてた)
なのに、彼が主人公なんじゃないかと思えるぐらいの演技でした。
最後の昔風の叫びも、現代人でも恥ずかしくない程度で、でもちゃんと響いて。

あとヒロさんとじゅんちゃんね。
ヒロさんと礼真琴さんの対峙する場面がクライマックスぽかった。
最後、じゅんちゃんがしっかりと物語をまとめた。
みきちぐもいい味出してたな~。(順みつきさん主演のだと、この役、立ともみさんなんだね)

この三人が物語を形づくってて、決壊するのを押しとどめてた。

トップ二人は、昔観たときよりはうまくなっていたし、
5組の中で誰がこの役やるかっていったらこの二人しかいないし、
二人の持ち味にはとても合っている。
カールは、おちゃらけているか、どなるかがほとんどだし、
マルギットはピュアすぎて間抜けだし。
でも、それ以外の部分でどっしりと心情と気高さを表現できないといけないんだけど、
うーん。

若葉ひろみさんのマルギットはちょっと貫禄があったから、
それに比べると綺咲のマルギットは本当におばかさんなんだろうな、
というのは、まあアリだとは思う。
順きつきさんのカールは、悪ぶってるけど本当はすごく情に厚い人なんだろうな、
という大きさ、あったかさが「かっこよさ」につながってたけど、
紅のカールは、なんかかっこよく見えなかったなあ。

じゃあ誰にやってほしいのかというと…
昔TCAスぺシャルでわたるがやってて良かったので、
わたとな! いいね~。
と思って想像してみた。すごくしっかりしたお話になる。

でも逆に、今の星トップ二人みたいな、哀しいぐらいの「浅はかさ」が
出ないかもしれないな、と思った。
浅はかで、どうしようもない、その切なさは感じられた。

しどりゅーがかっこよくなってた。
天華えまちゃんもかっこよくなってた。娘役さんにむはむはしてた。すげえ。
二人の並びを愛でた。
ほかにも星組は美しい男役さんが多くて、誰が誰だか。

ショーは中村A。Bかと思うようなスピーディさで楽しかった。
「流星」?って場面? すごく難しそうな曲でブレイクダンス?しながら歌ってて、
やっぱすげえよ、礼真琴さん。
K-POPぽい場面は苦手だけど、これはかっこいい。
そのほか、全部楽しめた。

瀬央ゆりやさんも男っぽいのに歌ウマで(なんだこの逆接)、
3番手としての銀橋わたり? まずまずいいんじゃないでしょうかー。
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イブサンローラン(よみうりホール 2/18) [観劇メモ(ヅカ以外)]

海外ミュージカルかと思って見はじめたんだけど、
あれ?この歌詞は、、。
オギー演出だけじゃなくて脚本からなんだね。

ショーみたいな芝居なので、説明しにくい。

海宝さんが繊細なサンローラン、上原理生が彼氏。包容力たっぷり。

ファッションや香水の歴史が好きだから、
時代をおさらいしてくれて楽しかった。
キャバリエ、ディオール、 シャネルがちょこちょこ出てくる。
反戦シャンソンの『脱走兵』がオギーの訳で聴けたのも嬉しい。
狂言回しはサンローランが作ったキャラクター、ルル。
この子が名前忘れたが下手だったなあ。

一番印象に残ってるのは、ヤンさんのシャネル!!
死ぬほどかっこよかった。

会場がミュージカルに向いてなくて、音響が変。
せっかくの斉藤恒芳の音楽や出演者の美声がいかされなかった。
会場への動線もエスカレーター一つしかないとか、ひどかった。
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プラトーノフ(東京芸術劇場 2/9夜) [観劇メモ(ヅカ以外)]

チェーホフの若い者頃の習作。

モテモテだけど虚無に生きてる主人公。
チェーホフ本人がモデルだとか。

藤原竜也がセリフ回しが田村正和みたいで困った。

主人公を追い回す美しい未亡人 高岡さき。ほか 妻、初恋の相手…
あまり噛み合ってなかったかも。

奥行きのある装置が素敵。

普通にやると九時間かかるらしいので、普通の形で観れて良かった。
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