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横浜ロック座 7/29 12:00 [観劇メモ(ヅカ以外)]

ストリップを見に行ったのです。
その感想を書かずにはいられないのです。
どこに書こうかと思ったのですが、
ヅカとの関連性が高いのでここに書くことにします。

やだ、清く正しく美しくないわ! と思われた方はスルースルースルー


ストリップ劇場「浜劇」は子どもの頃から知っています。
図書館や動物園に行くときに、前を通ったりしました。
エロ映画館もある地区で、子どもながらにドキドキしていました。

最近通りがかったら、「ロック座」と名前が変わり、
「女性割引」と大々的に看板が掲げてあって、
?と思って。

どうやら、業界全体が生き残りをかけているらしい。
(もともと「ロック座」系列だったけど、ブランディングのために名称変更)
タモリ倶楽部にも、応援する「タンバさん」や「リボンさん」が出てましたね。

「風俗ではなくて芸術です」ということでやりたいようなのです。

そんな経緯をよく知らず、
女性も入れるんなら、一度は見ておきたい、と思って
フェミ話もヅカ話もできる貴重な友人を誘って、一緒に行ってもらいました。
(夫は、本物の女子以上にオトメなので、絶対に行かないと言われてしまった)

いや、ほんと、芸術でした。
想像以上に楽しかった! ショーとして素晴らしい!

30席ぐらいの小さな劇場、真ん中に盆(回る。セリ機構はなし)。
それを取り囲むように客席。
(後ろのはじっこに女性優先席があって、とてもありがたい)

お客さんは、我々以外はみんな男性。
30代が数人、あとは…、まあ、ちょっとくたびれたおじさんばかりです。
でも、友人によると、AKBのファンに比べたらずっと紳士的だそう。
ひそかな楽しみ、という感じなんでしょうね、
牽制しあったりしない感じが、とても安心できました。

女性だからといって、ジロジロ見られたりはしませんでした。
「おや?」という感じはあるけど。
むしろ、見やすいように席を少しずれてくれたりもしていたような?
女性トイレもありました。
ありがたいことです。

踊り子さん5人がそれぞれ25分ぐらいの持ち時間で踊ります。
最初は着衣、だんだん脱いで、最後は全裸。
振付は踊り子さんが考えるんでしょうか、
それぞれ個性にあわせて工夫されています。

リンゴ追分のカバー(UA?)や、悲しくてやりきれない、千の風になって、
などなど、切々と歌い上げ系の曲が印象に残りました。

ピンクのライトに照らされて、
少しずつ衣装を脱いで、くねくねと踊り、恍惚と反る姿は、
神々しくて、まさに菩薩。

それを、ぽかーんと崇めているおじさんたち。

なんなんだこれ。
こんなんはじめて見た。

女であることって、誇らしいことなんだ。
とまで思う。
(自分は若くも美しくないし、鍛えてもいないので、
踊り子さんからしたら、一緒にすんなって感じでしょうが(^_^;)

キャバクラに行ったことがあるのですが、
そのとき感じた、「女性が搾取されている! けしからん!!」「女性差別反対!」
という怒りは、全く、微塵も、感じませんでした。

もちろん、一回観ただけなのでわかりませんが、
また、昔、AVなどが存在せず、
ストリップがもっと風俗よりだったであろう時代は違ったのでしょうが、
少なくとも、今は、仕組みとして、少なくとも客席から見える範囲では、
女性を下に見ることがしにくい、と感じました。

踊りの後は、ポラロイド撮影タイム。
一枚500円(トリをつとめる踊り子さんは1000円)、
踊り子さんの人気のバロメーターになるのかな?
希望したお客さんが、踊り子さんにポーズを指定して、撮影させてもらいます。
あとでサイン入りでもらえるそう。
楽屋着(これもかわいい)、または脱いだ状態。
このやりとりが、完全に、出待ちのお手紙渡しか、お茶会の写真撮影か、
って感じで、ヅカファン的に「あるあるー」「わかるー」と思いながら見ていました。
(でも裸だから、かなり見慣れない図 笑)
顔なじみのお客さん、天気の話、変なポーズで笑ったり、、、楽しそうです。
ここでプレゼントも渡せます。

ほぼ全部の踊り子さんを撮影する人もいれば、
ご贔屓さんまっしぐら! という方もいました。
それもわかるーー。

引退公演に新幹線で毎晩通ったとかいう話がネットにありましたが、
ヅカファンなら、わかるわかる! あるある!

撮影タイムのあとは、「オープンショー」といって、
何かと思ったら、股を開いて見せるショーでした。
田房永子の本では「足パカパカ」と言ってましたが、
まさにそう。いや、一応、踊りではある。

これはねー、自分にもあるから、別にありがたくない(笑)。
男性からしたら、そんなにそこが大事なのねえ、と不思議な気持ちでした。
逆に、男性の局部だけ見るコーナーがあったら、自分はうれしいだろうか? 否…
むしろ、ぽかーんとしている男性を
菩薩のような笑顔でいなしている踊り子さんが素敵でした。

(いわゆるストリップのイメージである、
曲芸系の芸(あそこで笛を吹くとか)や、
本番を連想させるようなふりは、ありませんでした。
ほかの劇場ではあるのかもしれません。)

私は、踊りそのものがとても楽しかったです。
つたない人もいたけど、たいていはかなり上手です。
ストリップならではの型もあるようで、
股が見えそうで見えないとか、おおお、と思いました。
足をびしっとあげたら拍手ーとかは、まるでヅカのショーでのリフトみたいな感じです。

目線の使い方も完全にショー。
そりゃそうか。
宝塚が模倣したパリのレビューはトップレスだし、
戦後、ストリップを牽引した日劇の支配人 秦豊吉は、
戦前の宝塚の海外公演を仕切った人。
日劇の振付にも宝塚出身の人がいたのだから、遠い親戚のようなもの?

そういえば私、ヅカのショーでは、
セクシーな女役のダンサーが好きなんです。
セクシーな振付も好き。
もっと早く生まれていたら、宝塚じゃなくSKDにはまってただろうな、と。

だから、(芸術路線でいきたい範囲での)ストリップは、
そもそも私が好きなタイプの女性像、ダンスに近いのかもしれません。
特に、踊り子さんたちの表情は、
完全に、娘役に必須の「うっとり顔」。ときに、女役に必須の「来てよ顔」。
…とか言うと、ヅカファンは怒りそうだが…

最後はフィナーレと称して、
5人全員出てきて、あそこをチラチラ見せて舞台を練り歩きます。
(動線としてはヅカのフィナーレと同じです)
全員とのポラロイド撮影もできます。

正味2時間半ぐらいで、公演1回分。
これを一日4回やるそうです。大変だあ。
正午から深夜まで、短い踊り子人生を燃やして生きている踊り子さんたち。
みんな、いい芸を追究してほしいなあ、
幸せになってほしいなあ。

生の体をさらして芸を追究している踊り子さんと、
それをひそやかにあがめているおじさんたちを思うと、
不思議と胸が熱くなりました。



(参考文献など)
なお、事前の予習は、
荒俣宏『万博とストリップ』、
ストリップ記者が書いたという『ストリップ五十年史』。
つねに「歴史」「本」から入る私。

あとからネットで調べたら、このあたり
(女性ファンのブログ)
http://merryberrymerry.hatenablog.com/entry/2016/08/31/224324
(読みやすい紹介漫画)
https://note.mu/tokimitokimi/m/m79e35be2604d
が、私の感想に近いです。
夢中になって読んじゃいました。

アサヒ芸能とかにも記事が載っているようなのですが、
絵面からして「女性が搾取されている!」と感じて、手に取れません。
やっぱり、大枠で言えば、女性を搾取する商売の一つ、なの…か、なあ??

http://www.asahi.com/and_M/articles/CCfumtp017022700311.html
風俗に最も近かったのは昭和50年代らしい。
でも、ウーマンリブとして見られることもあったと。
ふくざつ~



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カントリー~THE COUNTRY~(DDD青山クロスシアター 7/13 19:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

イギリスの翻訳劇で、
「ええ」とか「そうね」とかの相槌がバンバン台詞にかぶるような、
そういう芝居です。
やや、翻訳に難があったか、
いや、それはわざとなのか。

終始イライラしている芝居なわけです。
なかなか面白かった。

田舎住まいの専業主婦(ゆうひさん)と、夫の医者。
夫が深夜に、若い女性を保護したといって連れてくる。
でもなんかあやしい。
イライラする会話の連続で、
だんだん、夫とその女性がもとからつきあってたとか、
そもそも医者という立場で患者を半ば強制的に○○したとか、
麻薬やってたとか、
そういうことが少しずつわかってくるんだけど、
別に、何も解決しない、という。

その若い女性と専業主婦との、
マウンティング合戦みたいなのもあり。

翌朝、夫がいそいそとテーブルセッティングなんかしちゃって、
妻にプレゼントなんかしちゃって、
でもそれが田舎では履きづらいハイヒールだったりして、
何かズレている。
仲良さげな会話のあいまあいまに、嫌味や探り合いがはさまる。
ちょーーー怖い。

でも、そういうのって、普遍的かも。
本音を隠した会話から見える、いびつな関係性。

夫役の人が、いかにもいい人そうで、
それだけに蔭であんなことやこんなことしてるのか、
と思うと、ぞーーーっとする。
伊達暁さん、上手い。

ゆうひさんが地味めの専業主婦という意外な役。
いろんなことを察知できてしまう頭の良さがあるのに、
現状維持しようとしたり、
表面をつくろったりする、硬質な感じが、
案外あっていたかと。

ステージの三方を客席が囲み、
ステージと客席の間の空間が家の廊下という設定になっている。
ステージ下に小道具をしまってあって、そこから物を出したり。
ちょっと面白かった。



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魔都夜曲(シアターコクーン 7/7 19:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

宝塚だったら、かなりよくできた部類だよなあ、
と思いながら観ていました。

音楽劇、ということで、
ミュージカルではなく、
酒場のショーナンバーとか、必然性のあるところで音楽が入る。
その入り方が上手い。曲もいい。

主人公はピュアで包容力のある、
いわゆる「真っ白」な御曹司。
二番手は、純朴な友人のふりをして、
じつは悪い人…!?
ヒロインは、ものすごい美貌で、やや勝気だがじつは…

老若男女、いろんな役があって、いろんなラブがあって、
それぞれにドラマや背景がある。

歌ウマさんには要所要所でババーンとソロあり。

宝塚の座付作家も、これぐらいの仕事してほしいわあああ~

と、ヅカファンみんなが思ったに違いない。

とはいえ、それほどのめりこまなかったのは、なぜだろう?

主人公が御曹司すぎて、いまいち感情移入できなかったからかな。
二番手とヒロインも、日本やヨーロッパの国に支配されている中国の人だから、
「わかるわかる!」とはなかなか言えない。

同じマキノノゾミ脚本で河原雅彦演出の『黒いハンカチーフ』は、
(映像でしか見てないんですが)
貧乏な詐欺師たちが、パンパンが殺された敵をうつために、
あくどい政治家をだましまくるという話だったから、
感情移入しやすかったのよね。

どんでん返しがあるのは『黒いハンカチーフ』と同じで、
さすが、カタルシスが得られました。

脚本演出の名前のほか、壮さんが川島芳子というのも、チケットとった理由の一つ。
壮さんの、あの不遜で失礼な感じ(笑)がいかされてた。
で、ちょっと孤独、という。

村井国夫さんと春風ひとみさんの超豪華デュエットがうれしかったなあ。
春風さんはメインの役は中国人のメイドで、笑いをとっていた。
(後ろの席の人が中国語がわかるらしく、
中国語のセリフで笑っててうらやましい)

歌姫役が四季出身、中国出身の人で、
なんかぬめっとした迫力があって上手かった。

相棒の角田課長が、この歌姫のパトロンと、甘粕正彦の二役。
眼鏡かけてないとわからなかった(笑)。

李香蘭役がほんわかかわいいアイドルで、
かわいいけど、李香蘭じゃないだろう、と。

パンフの写真が、地元のホテルで撮られてて、
おおっ、と思いました。



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「個人」より「場」 [ヅカってなんだ?的記事]

コラムニスト小田嶋隆のツイートによると、彼は、
「マスコミから仕事をもらっているのに、
マスコミを批判するなんて、おかしい」
と言われるそうだ。

文筆家がマスコミという大きな大きな仕組みに属することは
そうそう変えられない。
一方で、大きな大きな仕組みに何も問題がないなんて有り得ない。
だから、マスコミから仕事をもらいつつ、批判する、
なんて当たり前のことじゃないか。

これを敷衍していったら、
日本に住んでいるのに、
日本の○○を批判してはいけない、
になってしまう。


あ、、、
そういう考えって、、、
と思い当った。


東小雪さんが、何年か前、新聞記事になったときに、
ネットで、
「宝塚出身でそのことをウリにしているのに、
宝塚を批判するのはおかしい」
と叩かれていた。
(これとか→https://togetter.com/li/930919

例のいじめ裁判のときもそうで、
自分が所属している(いた)組織を批判すること自体がおかしい、
という考え方をする人がけっこういた。

虐待されている子どもに向かって、
「産んでくれた親に感謝しろ」って言ってるみたいだと思った。



所属している組織(場)が、
(表面的には)なにごともなく続いていくことが大事で、
その組織が、本来どうあるべきか、
建前として、理想として、社会はどうあるべきか、
ということは考えない。

「空気を読む」という言葉がまさに言い当てているように、
「場の空気」、実体のない「世間様」に従うことが何より大事。

音楽学校は、司法判断よりも宝塚のほうがえらい、って言いきっていた。



私はずっと、いじめ裁判について、
「善悪の区別もついてないなんて、おかしい」
http://pt-omoitsuki.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301186891-3
と怒ってきたけど、
場の空気を優先する人にとっては、
場の空気を壊すことこそが悪なんだ、
そうか、
そうなんだ。



森友学園、加計学園の問題で、
役人が、政権の不利になる公文書をマスコミに提供することを、
批判する人たちもいる。

日本に住んでいるんだから、
日本の政権を批判するな。
(住んでいることと、政権とは、全然イコールではないのに)

役所に勤めているんだから、
役所の不利になることはするな。
(役所という組織と、勤めている個人は、別物なのに)


批判する人たちが従っているのは、
「場が壊れることはしてはいけない」という考え方。
「場」とそこにいる人間はイコール。

内部告発者が従っているのは、
「本来、社会はどうあるべきか」という考え方。
「場」とか「家族」とかよりもっと大きなところに基準があって、
それとは別に「組織」があって、さらに別に「個人」がある。



私は、宝塚を好きになったとき、
「夢」をしきりに謳っているから、
「夢」=「みんなが幸せになれる」
→一人一人が「個人」として幸せになれることだと思っていたの。

でも、ちょっと考えれば、
団体責任とか、年功序列とか、
個人尊重じゃないことはすぐわかる。


「夢」=「みんなが幸せになれる」
→誰かが犠牲になっても、場の空気を壊さない、
つまり、場としての「みんな」が幸せになる、

だったんですね~~。



宝塚の人や芸が好きすぎて、
仕組みの本質から目を背けていたんだなあ。。。


最近の社会のあり方を見ていると、
7年前のいじめ裁判で問題だと感じたことが、
社会全体からじわじわとにじみ出ているように思う、
今日この頃です。


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幕末太陽傳/ Dramatic "S"!(東京宝塚劇場 6/20 18:30) [観劇メモ]


原作の映画、みたことないけど、みたくなった。
そもそも落語がもとになっているという。

いろんな人にいろんな役があるのが、すごくいい。
最後旅立つのもいい。

けど、サヨナラ公演的なカタルシスは得にくいねえ。

バラバラに話が進んでいた、
異人館焼き討ち計画と、
女郎屋のぼんぼんの駆け落ちとが、
うまいことかみ合って話が二転三転する、
というのはいいんだけど、どうも盛り上がらない。
なんでだろう。

最後のお墓の場面は、原作にあるから仕方ないけど、
すごくダレてしまうし。

あ、そうか、一番重要なのは、
トップと二番手の役の間に、濃密な関係がないからなんだな。
もちろん、銀橋でにらみ合ういい場面とか、
別れの挨拶をする場面とか、
ちゃんと作ってあるけど、
そもそもが全然の他人で、銀橋で一瞬仲良くなりかけた、
ってぐらいだからなあ。

トップ二人のラブも、素敵だけど、
それほど濃密ではないしね。

通常公演だったら、できればバウだったら、
楽しかったな、って感じかなあ。

よく「96期だろうがなんだろうが、舞台の実力がすべてだ」
とか言う人がいるけど、
その言葉が適用できるのは、咲妃みゆぐらいだろう、と思う。
トップなりたての頃は、ショーでの目立たなさが気になったけど、
もはやそれも全く気にならない。
芝居で、ウキウキしながら「心中して女の花を咲かせるわ」って
歌うところなんか、拍手してもしたりない。
ショーで娘役ひきつれる場面も良かった。

細くって、色白で消えそうで、
なのにものすごく元気で軽妙で、みーーんなを幸せにしてくれる主人公。
チギちゃんにぴったりだね。
上に立つ人が元気で楽しそうなことが、
組織において何よりも大切だと実感する、
そんなトップさんでした。

あ、専科からゆうちゃんさんとまりんさんが、ちょろっとずつ出てた。
出番あんだけ?? もったいない。
組に上級生がいなさすぎて、専科さんの使い方が変なことになってる気が。

ショーは中村Bで楽しかったな~。
『メロディア』に構成が似ていて、思い出してしまった。

スーツの色っぽい場面、
退廃的なパリの場面(オチがハッピーエンドで変だけど)、
かわいい色なのに曲が激しい感じで、次々人が出てくるめくるめく中詰め、
うーん、楽しい!
複数回観たい。

がおりを「がお様ーー(> <)」と思いながら観た。
いろいろ見せ場があって良かった。ううう。
銀橋でコーヒールンバを歌う中で、歌詞に「かおり」って入ってるのね。ううう。
芝居のほうも笑いとっててさすが。
数年前、雪組をたくさん観ていた頃には、
こんなにがおりを(自分の中で)重宝するとは思ってなかったよ。
あー、ほんとにいい男役さんになった。

星乃あんりが芝居で大きい役なのもうれしかった。
大人っぽくなったなあと思ってたので、女郎役が色っぽい。
ヒロインやったけどトップになれなかった娘役が、
大人っぽくなったなあ、素敵! 
と思うとやめちゃうこの現象、ほんともったいない。
こんな記事書いてました

桃花ひなちゃんも女郎役が綺麗だった~。

永久輝せあさんが、ロケット前に銀橋渡ってた。
歌ウマさんなのねー。
すっごく堂々としていて、5番手?でこれってすごくね?
いっとき、どの組も、二番手が銀橋渡りでへろっへろで、
おいおいおいおい宝塚大丈夫かよ、ってことがあったけど。
ああいう場で、「俺を見ろー」ってオーラを放てるかどうかが、大事よね。

だいもんの(歌っていても)滑舌が良いことに、毎回感動する。
まあやちゃんがかわいいかわいい。
なんかメイクダウンしてる気もするが、でもかわいい。
さきちゃんが面白い役やってた。
この人にわたくし期待してるんで、いろんな役を観たいです。



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君が人生の時(新国立劇場 6/20 12:30) [観劇メモ(ヅカ以外)]

主人公が、『ブエノスアイレスの風』のニコラスみたいだな、と思った。

って、通じないだろうなあ~

何か過去があって、自分からは全然動かないんだけど、
なんか包容力がある、という。

酒場でずっと座って、子分にこまごましたものを買いにいかせて、
じつは足が悪くて、昔はよく働いたけど今は無職?? 
案外金持ちみたいで、態度悪いけど本当はすごくいい人で、義侠心があって、
お金はどこから出てるの??

こりゃ、男役がやる役だよ。でないと成り立たないよ。
何者か全くわからないし、ほとんど動かないのに、主役だなんて。

っていうところを、ジャニーズのスター性でなんとかしてた、かな? 坂本。

話は、1939年の戦争がはじまりそうな鬱屈したサンフランシスコの、
酒場に、いろんな人がやってきて、いろんなことを言ったり、したりする。
それだけ。

コメディアンとして使ってください、と言うくせに全然面白くないヤツとか。
でも彼はタップが上手くて、それで雇ってもらえた。

そんなふうに、ちょっとダメな人にも、なんかしらいいところがある。

ずっと座っていて、カタコトで同じことしか言わない、ユダヤ人かな?が、
ふと、自分の故郷のことを話し出したり。
ゲームばっかりしてる若者は、アッシリア人だという。
バーのマスターはイタリア人。

いろーんな人がいて、それでいいんだなー。
と思うと、ウルっとする。

タップダンス、黒人ピアニストの伴奏、ユダヤ人のハーモニカ、
が突然融合して超かっこいい音楽になるところで、ゾクゾクした。

いろーんな人がいるから、面白いんじゃん。

だけど、それが許せない人は、「治安を守る」名目で取り締まろうとする。

売春婦を追い出したい警察の親分? が
わかりやすい悪役。

主人公坂本の子分が橋本淳くんで、
橋本くんが好きな売春婦がすみ花ちゃんで、
すみ花ちゃんがこの警察の親分にひどい目にあいそうなところを…

というのが、一応のクライマックス。

悪役が単純な悪役なのは物足りないけど、
芝居としてカタルシスを得るためには、そうせざるを得なかったんだろう。

かわりに、下っ端のおまわりさんがそのあたりの葛藤をしゃべってくれる。
(前にアラカルトに出てた中山祐一朗。)
「ただ毎日平凡に幸せに生きたいだけなのに、
なんでこんなにイザコザが起きるんだ?
みんないかれてるよ!」と。

彼には、本質は見えていない。
「平凡な幸せ」以上を求めてしまう誰か、
もしくは「平凡な幸せ」を認めない仕組み、があるからじゃん!
売春婦を取り締まるばっかりで、
売春婦本人の幸せについて真剣に考えないような世の中が良くないんだよ!

酒場の外では、ストライキが起きたりしている。
そういう意味では、きわめて今の時局にあった話なわけよ。

酒場の中では、いろんなテーブルで、次々話が起きているから、
同時並行していて、それがちょっとした効果をうんでいる。
富裕層を批判する話になってるときに、
たまたま、興味本位でやってきた上流階級の人が座ってたり。

木場勝己が伝説のガンマン風に登場するんだけど、
じつはただのホラ吹き。
でもすごい迫力。

最後、殺人をおかそうとした自分自身に呆然とした主人公は、
街を出て行く。
これまで、何もしないことに徹底していたけど、
突然、自分の中に激しいものが生まれたことに、驚いたのかな。
何か、新しいことが生まれそうだと思ったのかな。

彼はどこからお金を得ていたんだろう。
株かな? と思ったけど、
一緒に観た人が、武器商人かも? と言っていた。

だとしたら、それを辞めることにしたのかもしれないな。
だといいな。

サローヤンの名前は知っていたけど、観たのははじめて。
地味だけどしみじみした。

坂本と橋本くんが賭けた馬の名前が「プレシャスタイム」。
芝居のタイトルは「君が人生の時」。

大ホラ吹きのおじいさんが、
しきりに、「○○年にこういうことがあって俺はこんなことをしたんだ」と言う。
ホラだってわかってるんだけど、
坂本は、本気で信じてあげていた。
そこにもウルっとした。

そして彼が最後に、殺人をやらかして、
「俺が人を殺したのは、1939年の10月だったかな…」
と、今、現在のことを言う。

タイトルの通り、「時」も重要なテーマなんだね、これ。

一瞬一瞬が、一人一人が、大事で、取り戻せない。

なんだかしみじみする芝居でした。


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グレート・ギャツビー(日生劇場 5/26 18:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

音楽がいまいちでした。
もったいない。

脚本は宝塚版とそれほど違いが無い、かなあ?
確認できていないのですが。

殺されるのが桟橋ではなくプールってのが、
いや、別に芳雄の水着姿見たくないし、と思うけど(笑)

宝塚の、いかにも芝居の途中で歌が入ります、じゃなくて、
ミュージカルっぽくしたかったんでしょう。
なのに、エモーショナルに歌い上げる場面で、
音楽に全く乗れない。なんか難しそうな曲ばかり。

酒場のジャジーな場面の曲はかっこよかった。


芳雄は、後ろ姿とか男役っぽくて、なかなか。
酒場で机の上に乗る場面、すごくかっこよかった。

でもやっぱり、本物の男の人だし、歌がうますぎて、
なんというか、「粘着質の変人」でした。

ラストに、子ども時代のギャツビーが日課を読み上げるところ、
宝塚版だと、「華やかな人に見えたけど、すごい努力家だったのねー」
って意外性を見せる場面でしょ。
それが芳雄だと、え、当然そういう努力はしていそう、
冷静に、着実にやってそう、と思って全く意外ではない。
いや、それでいいような気もする。それはそれでアリだ。

逆に、変人っぽさが出ているからこそ活きたのが、
ニック(万里生)との友情。
ニックが「君を尊敬する」と最後に言うところ、
変人でも尊敬してもらってよかったね、とじんわりする。
ここに「腐」を感じる向きもあるんだろうか?
万里生の好青年ぷりもあって、
すごくいい組み合わせだった。


夢咲ねねはスタイル良くてアホっぽくて、
いかにもデイジーらしい。
ほんとに彼女はアメリカンな役が似合う。

神月茜(今はAKNE LIVさんというのか)、
退団後活躍していることは知っていたけど、はじめて見た。
こんなに響くいい声だったのね~。
歌ウマさんだとは認識してたけど、しゃべる声もいい。
顔といいスタイル、芝居、当時の進んでる女性のイメージ通り。

まりもちゃんがぷくぷくになってたよ。驚き。
シカゴ観たときは、在団時と変わらなかったけどなあ。
いや、マートルにはそれでいいんだけど、役作りなのかなあ?
またキレのいいダンスが観たいです。

渚あきがデイジーのお母さん役で、
低い声で気位高くやってて、
新たな活路を見出したか、と思った。
あまり見かけなかったし、うれしい。

全体的に、衣装が良かった~!
特に、自動車事故の場面でデイジーが着ていた水色にレースの服、欲しい。


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瑠璃色の刻(赤坂ACTシアター 5/15 13:00) [観劇メモ]

みやるり主演なので観ました。
登場した途端、重厚なビロードのような空気に包まれて、
おお、真ん中に立つとこんな感じか、いいねいいねと味わいました。
(新公主演は残念ながら見ていない)

しっかし、原田は相変わらず主人公が描けないのね。

いや、偉人伝紙芝居ばかりのこれまでと比べて、
サン・ジェルマン伯爵、ではなく、それになりすました男、その野心、
というテーマ自体は、すごくいいと思う。

でも、なぜそうしようと思ったか、
友達が辞めようって言っても、あえて自分だけ続けることにしたのか、
が、全然描かれていなくて、うーむ。
貧しかったから、という言葉だけでは伝わらない。
なりすますことではじめて人に認められる喜びを知ったとか、
病んでる方向か、野心強い方向か、どっちかで、
場面を入れてくれないと。

それとも、マリー・アントワネットが自分を信じてくれたってことで、
ラブが動機なのかな???
…というほど、さち花ねえさんのマリー・アントワネットが大きな扱いで、
宝塚ってこういうふうに突然、脇の人が大きな役やったりするのが
いいよねー、とうれしくなりました。

あと、ロベスピエールのトシちゃんがかっこよかった。
ダンサーなロベスピエール、
演説のときの腕の動きって大事ね!
アジられて、革命に参加する気満々になる。

お友達役が雪から異動してきた月城さん。
この方、お芝居上手いし声もいい。
二人の相性も良さそうで、
話のオチは、友情にクローズアップしそうになるので、
最初から、そこをテーマにする手もあったのになあ。

ヒロインはえっと、なんてったっけな(だんだん生徒さんの名前がわからない)
ヒロインらしい出番が少なくて気の毒。

とはいえ、ラスト二人で、ぽつぽつと芝居のセリフを言い合うシーン、
なんか不思議な色気があってよかった。(二人とも)

訛り台詞で笑いをとってたのは96期の夢奈瑠音、上手いよねえ。
…裁判記録を地裁に見に行ったときのメモメモ…
あんま名前あがってないよね…
と気にしてしまうんだよなあ。

ネッケル長官、輝月ゆうまくんが安定の髭。
サンジェルマン伯爵のお城? を模した大きならせん階段風のセットを、
歌いながら登るとセットが回る、という仕掛けがあって、
歌や存在感が負けずに力強くて良かったです。
あ、ロミジュリの大公閣下ぽいのか、その動き。

そうそう、そのセット、
正面から見ると、オギーの『ソロモンの指輪』に似ている。
あれは、まわってる途中で、極楽鳥がうじゃうじゃいるのが見えて、
ぞおおおっとしたけど、今回はそうでもない。
ただ、上でネッケルが歌って、下では民衆がうめいている、
っていうのなんかは、なかなか良かった。

些細なことだけど、
くるくる巻き毛を、ボリュームが出過ぎないように作ってたり、
みやるりの美意識がいろいろ反映されているんだろうなあ、と思った。
芝居のほうも、東上する前に変更したとか。
(それでこれということは、元はもっとひどかったってことか)
…めったにない主演なんだから、
もっといい作家でやってあげてほしかったよ。
って、そんなこと、しょっちゅうあるよね、宝塚。トホホ。


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王妃の館 / VIVA! FESTA!(東京宝塚劇場 4/6 18:30) [観劇メモ]


洗練された石田作品って感じだった。
場面転換などが上手だし、台詞も自然。説教臭くない。
そして、セクハラがないのがよい。多分。
(オカマの扱いはどうなのかやや疑問だが。)

みんなに役があって、ドタバタして、いわゆる「ハートウォーミング」、やや人生訓あり。
田渕 大輔は大劇場デビュー? なかなかいいんじゃないでしょうか。

真風演じるルイ14世にドラマがあり、
自殺未遂夫婦に物語のクライマックスがあるので、
どうしても主人公が弱いのが難点。
それを、ルイを裏切った自分にショックを受ける、
しかもヒロインが救ってくれた→恋に発展、てのは、やや無理がある。
が、まあくんは、前半戦は笑いを取る形で、差をつけてて良かった。
長い手足がコミカルに動くのが、ほんと面白い。

りくとあっきーが儲け役。
二人とも、これまでのよくある役を少しずらしたところにある、
笑える路線で、とにかく愛おしい。
あっきーの硬質な感じが、硬派に転じ、そこから、硬派で不器用な男子、になって、
しかも、オカマに好かれちゃって、ハッピーエンド、、って何それーー。

美風舞良は、おばちゃんの悲哀を演じさせたらぴか一。
大好きな真風&うらら様がクラシカルさをいかして、大昔の貴族の亡霊で、ピッタリ。
瀬音りさが、真風の母親役で長台詞! 芝居上手い人なんだから、この調子で使って!
凛きらが着々と悪役路線で、しかもショーで4人口とか入っててうれしい(もう少し「重さ」がほしいかな~)

みりおんは、退団なのにそれっぽい役じゃなかったなあ。
でも、「今の仕事をやめて、しばらく自分を見つめ直す」ていう台詞が、退団仕様なのかしら。

ショーは中村Aだが、わりと楽しい。
祭りっていうコンセプトがやりやすいよね。
闘牛の場面が音楽も振付も装置も面白かったなあ。

宙組はスターさんがそこそこいる気がする。豪華豪華。

あ、あと、春瀬さんと七生さんも素敵だと思うんだけど、
もうちょっと使ってほしいわ~。

トップ娘役を男役が囲む場面が、みりおん退団仕様、かな?
でも、こういう場面て、昔は退団時に限らず、もっと普通にあったよねー。

そして、最後にデュエットダンスで泣いた。
みりおん、ほんとに良かったね。
「女をうっとりさせてる自分にうっとりしてるまあさま」にもときめくー。
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仮面のロマネスク / EXCITER!! 2017(神奈川県民ホール 4/2 15:00) [観劇メモ]


映画の『危険な関係』が元から大好きなので、
脳内保管しやすい、というアドバンテージがありまして。
なので、それなりに楽しめたけど、
やはり、柴田作品は無理なのでは、という感じは否めない。

どうして二人同時に落とすんだっけか、
それでもメルトゥイユが本命ってどういうわけなんだっけ、
と、すごく現代的な感覚で疑問符がとんでしまって、
いやいや、貴族の恋愛ってこういうもんだから、
これが退廃の美学だから、と自分に言い聞かせる。

つまり、そういうことに疑問を持たないぐらい入り込むということは、やや難しかった。

どの生徒さんも、「全然ダメ!」なんてことないのに。
みりたんはいきがってる高校生みたいで母性本能くすぐるし、
ユキちゃんは細雪の長女がやれる迫力だし(「蒔岡の家名が!」とか言ってほしい)
ダンスニー役は、まあ毎回、なぜこの人がっていうキャスティングなんだけど、
カレーは笑いをとっててよくやってたし、
マイティはかっこかわいいし、
べーちゃんは貞淑さが全面に出てて「こんな人でも情念があるのね~」と思わせるし、
召使3人組が元気良かったし

うーん、何がいかんのかのう

五峰さんがいると、ぱっと世界観がかわる。
そうなんだよねー
やっぱ古い作品を続けて行くっていうのは、
人の面で続けて出てる人とかが大事なんよ、きっと。
宝塚は入れ替わりが激しいから、なかなかそこが難しいのよ。
だからこそ、長くいる専科さんが大事なのよ!
上級生をもっと大事にしなくちゃいけないのよ!

ふと気づいたのだが、ちょうど前日に観た細雪と同じで、
終わってゆく古い制度、その美学の話なのだ。

だからこそ、「古い」ということを実感できるような雰囲気がほしい~


エキサイターは懐かしかった~
最初は、「あああ、ふみかがいない…!!」と泣き崩れそうになったけど、
全ツ規模なので、ある程度別物として見れた。
セクシーな場面で五峰さんがいて、ほんと良かった。
ちゃんとセクシーな場面になってたと思う。

そうそう、みりたんの歌声がなめらかで、
まとびさんはしゃがれてたなー、と懐かしく思い(しゃがれ声、好きでした)。

コメディ場面は、「りお」つながりで、リオのカーニバルらしいのだが、
ちょっとごちゃごちゃしていた。
「ブラジル」の曲が入る編曲も、ごちゃごちゃ。
そして、びっくが変身して五峰さんってのは、うーん(笑)
やっぱ姫花ぐらいの差がほしいな。
変身した後のみりたんが、チンピラ衣装が似合わな過ぎて、
これまた、まとびさんのチンピラ似合いっぷりを懐かしく思い出した。

大好きなハバナの場面、楽しくもあり、
しかし、こんな歌詞だったかな? とも思い。
もはや青春の日々は遠くなりにけり、、、
しかし、若い生徒さんたちが懸命に生きている姿を素晴らしいと思い、、、
いやはや、完全に老人ですな。

ところで、紅羽真希さんてかっこよくなった?
表情が素敵くない?


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