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幕末太陽傳/ Dramatic "S"!(東京宝塚劇場 6/20 18:30) [観劇メモ]


原作の映画、みたことないけど、みたくなった。
そもそも落語がもとになっているという。

いろんな人にいろんな役があるのが、すごくいい。
最後旅立つのもいい。

けど、サヨナラ公演的なカタルシスは得にくいねえ。

バラバラに話が進んでいた、
異人館焼き討ち計画と、
女郎屋のぼんぼんの駆け落ちとが、
うまいことかみ合って話が二転三転する、
というのはいいんだけど、どうも盛り上がらない。
なんでだろう。

最後のお墓の場面は、原作にあるから仕方ないけど、
すごくダレてしまうし。

あ、そうか、一番重要なのは、
トップと二番手の役の間に、濃密な関係がないからなんだな。
もちろん、銀橋でにらみ合ういい場面とか、
別れの挨拶をする場面とか、
ちゃんと作ってあるけど、
そもそもが全然の他人で、銀橋で一瞬仲良くなりかけた、
ってぐらいだからなあ。

トップ二人のラブも、素敵だけど、
それほど濃密ではないしね。

通常公演だったら、できればバウだったら、
楽しかったな、って感じかなあ。

よく「96期だろうがなんだろうが、舞台の実力がすべてだ」
とか言う人がいるけど、
その言葉が適用できるのは、咲妃みゆぐらいだろう、と思う。
トップなりたての頃は、ショーでの目立たなさが気になったけど、
もはやそれも全く気にならない。
芝居で、ウキウキしながら「心中して女の花を咲かせるわ」って
歌うところなんか、拍手してもしたりない。
ショーで娘役ひきつれる場面も良かった。

細くって、色白で消えそうで、
なのにものすごく元気で軽妙で、みーーんなを幸せにしてくれる主人公。
チギちゃんにぴったりだね。
上に立つ人が元気で楽しそうなことが、
組織において何よりも大切だと実感する、
そんなトップさんでした。

あ、専科からゆうちゃんさんとまりんさんが、ちょろっとずつ出てた。
出番あんだけ?? もったいない。
組に上級生がいなさすぎて、専科さんの使い方が変なことになってる気が。

ショーは中村Bで楽しかったな~。
『メロディア』に構成が似ていて、思い出してしまった。

スーツの色っぽい場面、
退廃的なパリの場面(オチがハッピーエンドで変だけど)、
かわいい色なのに曲が激しい感じで、次々人が出てくるめくるめく中詰め、
うーん、楽しい!
複数回観たい。

がおりを「がお様ーー(> <)」と思いながら観た。
いろいろ見せ場があって良かった。ううう。
銀橋でコーヒールンバを歌う中で、歌詞に「かおり」って入ってるのね。ううう。
芝居のほうも笑いとっててさすが。
数年前、雪組をたくさん観ていた頃には、
こんなにがおりを(自分の中で)重宝するとは思ってなかったよ。
あー、ほんとにいい男役さんになった。

星乃あんりが芝居で大きい役なのもうれしかった。
大人っぽくなったなあと思ってたので、女郎役が色っぽい。
ヒロインやったけどトップになれなかった娘役が、
大人っぽくなったなあ、素敵! 
と思うとやめちゃうこの現象、ほんともったいない。
こんな記事書いてました

桃花ひなちゃんも女郎役が綺麗だった~。

永久輝せあさんが、ロケット前に銀橋渡ってた。
歌ウマさんなのねー。
すっごく堂々としていて、5番手?でこれってすごくね?
いっとき、どの組も、二番手が銀橋渡りでへろっへろで、
おいおいおいおい宝塚大丈夫かよ、ってことがあったけど。
ああいう場で、「俺を見ろー」ってオーラを放てるかどうかが、大事よね。

だいもんの(歌っていても)滑舌が良いことに、毎回感動する。
まあやちゃんがかわいいかわいい。
なんかメイクダウンしてる気もするが、でもかわいい。
さきちゃんが面白い役やってた。
この人にわたくし期待してるんで、いろんな役を観たいです。



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瑠璃色の刻(赤坂ACTシアター 5/15 13:00) [観劇メモ]

みやるり主演なので観ました。
登場した途端、重厚なビロードのような空気に包まれて、
おお、真ん中に立つとこんな感じか、いいねいいねと味わいました。
(新公主演は残念ながら見ていない)

しっかし、原田は相変わらず主人公が描けないのね。

いや、偉人伝紙芝居ばかりのこれまでと比べて、
サン・ジェルマン伯爵、ではなく、それになりすました男、その野心、
というテーマ自体は、すごくいいと思う。

でも、なぜそうしようと思ったか、
友達が辞めようって言っても、あえて自分だけ続けることにしたのか、
が、全然描かれていなくて、うーむ。
貧しかったから、という言葉だけでは伝わらない。
なりすますことではじめて人に認められる喜びを知ったとか、
病んでる方向か、野心強い方向か、どっちかで、
場面を入れてくれないと。

それとも、マリー・アントワネットが自分を信じてくれたってことで、
ラブが動機なのかな???
…というほど、さち花ねえさんのマリー・アントワネットが大きな扱いで、
宝塚ってこういうふうに突然、脇の人が大きな役やったりするのが
いいよねー、とうれしくなりました。

あと、ロベスピエールのトシちゃんがかっこよかった。
ダンサーなロベスピエール、
演説のときの腕の動きって大事ね!
アジられて、革命に参加する気満々になる。

お友達役が雪から異動してきた月城さん。
この方、お芝居上手いし声もいい。
二人の相性も良さそうで、
話のオチは、友情にクローズアップしそうになるので、
最初から、そこをテーマにする手もあったのになあ。

ヒロインはえっと、なんてったっけな(だんだん生徒さんの名前がわからない)
ヒロインらしい出番が少なくて気の毒。

とはいえ、ラスト二人で、ぽつぽつと芝居のセリフを言い合うシーン、
なんか不思議な色気があってよかった。(二人とも)

訛り台詞で笑いをとってたのは96期の夢奈瑠音、上手いよねえ。
…裁判記録を地裁に見に行ったときのメモメモ…
あんま名前あがってないよね…
と気にしてしまうんだよなあ。

ネッケル長官、輝月ゆうまくんが安定の髭。
サンジェルマン伯爵のお城? を模した大きならせん階段風のセットを、
歌いながら登るとセットが回る、という仕掛けがあって、
歌や存在感が負けずに力強くて良かったです。
あ、ロミジュリの大公閣下ぽいのか、その動き。

そうそう、そのセット、
正面から見ると、オギーの『ソロモンの指輪』に似ている。
あれは、まわってる途中で、極楽鳥がうじゃうじゃいるのが見えて、
ぞおおおっとしたけど、今回はそうでもない。
ただ、上でネッケルが歌って、下では民衆がうめいている、
っていうのなんかは、なかなか良かった。

些細なことだけど、
くるくる巻き毛を、ボリュームが出過ぎないように作ってたり、
みやるりの美意識がいろいろ反映されているんだろうなあ、と思った。
芝居のほうも、東上する前に変更したとか。
(それでこれということは、元はもっとひどかったってことか)
…めったにない主演なんだから、
もっといい作家でやってあげてほしかったよ。
って、そんなこと、しょっちゅうあるよね、宝塚。トホホ。


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王妃の館 / VIVA! FESTA!(東京宝塚劇場 4/6 18:30) [観劇メモ]


洗練された石田作品って感じだった。
場面転換などが上手だし、台詞も自然。説教臭くない。
そして、セクハラがないのがよい。多分。
(オカマの扱いはどうなのかやや疑問だが。)

みんなに役があって、ドタバタして、いわゆる「ハートウォーミング」、やや人生訓あり。
田渕 大輔は大劇場デビュー? なかなかいいんじゃないでしょうか。

真風演じるルイ14世にドラマがあり、
自殺未遂夫婦に物語のクライマックスがあるので、
どうしても主人公が弱いのが難点。
それを、ルイを裏切った自分にショックを受ける、
しかもヒロインが救ってくれた→恋に発展、てのは、やや無理がある。
が、まあくんは、前半戦は笑いを取る形で、差をつけてて良かった。
長い手足がコミカルに動くのが、ほんと面白い。

りくとあっきーが儲け役。
二人とも、これまでのよくある役を少しずらしたところにある、
笑える路線で、とにかく愛おしい。
あっきーの硬質な感じが、硬派に転じ、そこから、硬派で不器用な男子、になって、
しかも、オカマに好かれちゃって、ハッピーエンド、、って何それーー。

美風舞良は、おばちゃんの悲哀を演じさせたらぴか一。
大好きな真風&うらら様がクラシカルさをいかして、大昔の貴族の亡霊で、ピッタリ。
瀬音りさが、真風の母親役で長台詞! 芝居上手い人なんだから、この調子で使って!
凛きらが着々と悪役路線で、しかもショーで4人口とか入っててうれしい(もう少し「重さ」がほしいかな~)

みりおんは、退団なのにそれっぽい役じゃなかったなあ。
でも、「今の仕事をやめて、しばらく自分を見つめ直す」ていう台詞が、退団仕様なのかしら。

ショーは中村Aだが、わりと楽しい。
祭りっていうコンセプトがやりやすいよね。
闘牛の場面が音楽も振付も装置も面白かったなあ。

宙組はスターさんがそこそこいる気がする。豪華豪華。

あ、あと、春瀬さんと七生さんも素敵だと思うんだけど、
もうちょっと使ってほしいわ~。

トップ娘役を男役が囲む場面が、みりおん退団仕様、かな?
でも、こういう場面て、昔は退団時に限らず、もっと普通にあったよねー。

そして、最後にデュエットダンスで泣いた。
みりおん、ほんとに良かったね。
「女をうっとりさせてる自分にうっとりしてるまあさま」にもときめくー。
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仮面のロマネスク / EXCITER!! 2017(神奈川県民ホール 4/2 15:00) [観劇メモ]


映画の『危険な関係』が元から大好きなので、
脳内保管しやすい、というアドバンテージがありまして。
なので、それなりに楽しめたけど、
やはり、柴田作品は無理なのでは、という感じは否めない。

どうして二人同時に落とすんだっけか、
それでもメルトゥイユが本命ってどういうわけなんだっけ、
と、すごく現代的な感覚で疑問符がとんでしまって、
いやいや、貴族の恋愛ってこういうもんだから、
これが退廃の美学だから、と自分に言い聞かせる。

つまり、そういうことに疑問を持たないぐらい入り込むということは、やや難しかった。

どの生徒さんも、「全然ダメ!」なんてことないのに。
みりたんはいきがってる高校生みたいで母性本能くすぐるし、
ユキちゃんは細雪の長女がやれる迫力だし(「蒔岡の家名が!」とか言ってほしい)
ダンスニー役は、まあ毎回、なぜこの人がっていうキャスティングなんだけど、
カレーは笑いをとっててよくやってたし、
マイティはかっこかわいいし、
べーちゃんは貞淑さが全面に出てて「こんな人でも情念があるのね~」と思わせるし、
召使3人組が元気良かったし

うーん、何がいかんのかのう

五峰さんがいると、ぱっと世界観がかわる。
そうなんだよねー
やっぱ古い作品を続けて行くっていうのは、
人の面で続けて出てる人とかが大事なんよ、きっと。
宝塚は入れ替わりが激しいから、なかなかそこが難しいのよ。
だからこそ、長くいる専科さんが大事なのよ!
上級生をもっと大事にしなくちゃいけないのよ!

ふと気づいたのだが、ちょうど前日に観た細雪と同じで、
終わってゆく古い制度、その美学の話なのだ。

だからこそ、「古い」ということを実感できるような雰囲気がほしい~


エキサイターは懐かしかった~
最初は、「あああ、ふみかがいない…!!」と泣き崩れそうになったけど、
全ツ規模なので、ある程度別物として見れた。
セクシーな場面で五峰さんがいて、ほんと良かった。
ちゃんとセクシーな場面になってたと思う。

そうそう、みりたんの歌声がなめらかで、
まとびさんはしゃがれてたなー、と懐かしく思い(しゃがれ声、好きでした)。

コメディ場面は、「りお」つながりで、リオのカーニバルらしいのだが、
ちょっとごちゃごちゃしていた。
「ブラジル」の曲が入る編曲も、ごちゃごちゃ。
そして、びっくが変身して五峰さんってのは、うーん(笑)
やっぱ姫花ぐらいの差がほしいな。
変身した後のみりたんが、チンピラ衣装が似合わな過ぎて、
これまた、まとびさんのチンピラ似合いっぷりを懐かしく思い出した。

大好きなハバナの場面、楽しくもあり、
しかし、こんな歌詞だったかな? とも思い。
もはや青春の日々は遠くなりにけり、、、
しかし、若い生徒さんたちが懸命に生きている姿を素晴らしいと思い、、、
いやはや、完全に老人ですな。

ところで、紅羽真希さんてかっこよくなった?
表情が素敵くない?


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グランドホテル / カルーセル輪舞曲(東京宝塚劇場 3/16 18:30) [観劇メモ]

グランドホテル形式、すなわち群像劇、の語源であるにもかかわらず、
やはり宝塚、トップスターをがっつり主人公に据えた作りでした。
これはこれでいい。

たまきちが、カウチにがばーって脚開いて座るの、
あれ、なんなんすか。
そして、ちゃぴの、年くってる(役作り)のにキュートで、
ラブシーンでの、ぱあああっと明るくなる表情!

たまちゃぴ、ええのう~。

たまきちは強いていえば優等生っぽさが難だけれども、
年上の女性(設定)と組むと、
大人の女につりあってる包容力ある男、
すげー見る目あんじゃん、
ってことになって色気が出るから、組み合わせとしてすごく良い。

ちゃぴが、ちょっとした動作すらもバレリーナっぽいのが、素敵。
台詞の抑揚といい、貫禄といい、
大スターを観たぞ、トップ娘役ってこういうものなんだぞ、って気分になる。大満足。

みやるりのオットーも良かったなあ。
ちっちゃくてほそっこくって、ひょこひょこしているの。
美しい御尊顔ゆえに、世間知らずの少年のようにも見え、
でも重い芝居(褒め言葉)ゆえに、
ホテルに泊めてもらえないことや、社長への恨みが切々と伝わる。

この3人がいるときにグラホ。
素晴らしい選択だ。

フラムシェンはわかばバージョン。
バカっぽいのが本当に似合う(褒めている)。
野心はあるが、リスク管理は全くできていない。
やや高貴なので(当たり役マリーアントワネットが高貴なおバカさん)、
なぜ貧しい暮らしなのかな? とはちょっと思った。

主人公を一人に定めた結果、
ワリを食ったのはプライジング社長。
カラスのソロがまるまるカット。
うーん、これは残念。
せっかくのみつるのおじさま役なのに~

あと気に入ったのは、やはりトシちゃん。
すげー眼力。冒頭出てきただけで、ぐわーっとひきつけられる。
輝月ゆうまくんもやっぱりいいねー。髭と長身、ちょっと傲慢な支配人。

エリックは暁さん、出番少ないのね。
ラファエラは朝美さん、断髪がお綺麗でした。

退団の咲希あかねちゃんと、たかちくんが、
それほど出番がなくて残念。
海外ミュージカルは役が少ないのが難点よね。
二人がダンサー役かと思ってたのになあ。

そうそう、最後の死神役がちゃぴちゃんだったのは驚き。
エリザベッタと出会ったことが男爵の死の直接の原因ではないじゃーん。
まあ、スターの格と技術から言ったらちゃぴで正解なんだろうけど。

ラストに二人が白い衣装で踊るのは、宝塚らしくていいね。
その前に、白い服の二人が回転扉ですれ違うっていうのも、面白い。

従業員が貧しいという場面や、娼婦の場面も当然無し。
階級差があまり出て来なかった。すみれコードなんだろう。
ラスト全員が一列に並ぶのは、階級差の無い世界だといいな、
という意味らしい。

それはまあいいけども、
舞台の周囲に椅子があって、出演者がそこで待機してるっていう、
よくある演出。あれは意味不明だ。
特にラブシーンを衆人環視の中でやってるのはよろしくない。
観客はラブシーンに入り込んで見ていたいのに。
(実際は2000人で見てるんだけど、そのことに気付きたくない)


ショーはねー
最初、三木作品かと思うほどのブツギレ。(稲葉作品だった…)
コンセプトは一体なんなのか、と面食らったが、
どうやら、モンパリ=世界旅行→回転木馬、ということらしい。
世界をめぐって、最後、宝塚に戻ってくるのね。
それ自体は悪くないが、、、回転木馬と二重になっていることが伝わりにくいし。
なんといっても、場面ごとに、じゃじゃーんって中央でポーズとって暗転するのが、
つまらなく感じてしまう。
あああ、オギーのショーが観たい…場面場面がつながっていく、アレが観たい。

テキーラの場面はかっこよかったな~。
トシちゃんの、超絶素早いサンバステップにも驚愕。


そうそう! みやるりが二番手の羽しょってた!
ちょっとウルッとしました。


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エリザベートガラコンサート(オーチャードホール 1/20 17:30) [観劇メモ]

友達からチケットを回してもらって、運よく観られました。

アニバーサリーバージョンというやつで、しかも千秋楽。
いやはや。

一通り順番に歌うんだけど、場面によって演者が変わるという。
壮大な役替わり公演みたいな。

しかも、時空を超えて20年ぶんですぞ!
なんて贅沢なんだ~。

随所に、同期同士とか、相手役とか、いろんな組み合わせがあって、
面白いし。(ワタルルキーニと美穂さんのマダムヴォルフ、楽しそうだった!)

最初は、歌うだけで、しかも次々人が変わるから、
中途半端なんじゃないか、
歌が上手い人のほうが得なんじゃないか、と思ってたんですが、

いやいやいや。
さすがみなさん集中力がすごい。
突然出てきて歌い始めるだけで、世界がばああっと成立しちゃう。
歌の上手い下手関係ない。

太った人、痩せた人、
現役のときと変わらない衣装やメイクの人、全く違った解釈での衣装やメイクにした人、
いろいろなのも、「その後」をどう生きるか、生きてきたか、
と思わせてしみじみ。

現役時代を生で観れなかった、
大峯麻友さんが観れたのもうれしかったし(表情だけで渋いオジサマになってた!)
一路トート、やっぱりこれが基本だよねーと確認、
ワタルキ、明るくて、みんなが大好きになるよねーと再確認、
革命家トリオがなぜか私がちょい好きな、ねったん&キング&みっしょんだったのもツボだし、
現役時代にはやってなかったけど10周年ガラコンで好評だった伝説の樹里ルキもやっと観れたし、
制作を天地ひかりと一色瑠加が担当しているとか、
えっとえっとえっと、

何よりも、
20年ぶり、二度目、ナマで白城あやか様を観れたのが、
もう、もう、胸いっぱいでございます。。。

私の宝塚初観劇は「二人だけが悪」でございました。
私のベストエリザベートは星組版でゆるぎません。

変わらない美しさ、
情感あふれる大人な演技、
ややエキゾチックな顔立ち、
倍音が聞こえる深みのある声、
は~~、うっとり。

僥倖としか言いようがありません。

友達よ、ありがとう。
企画してくれた人、ありがとう。


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私立探偵ケイレブ・ハント / Greatest HITS!(東京宝塚劇場 12/15 18:30) [観劇メモ]

そういえば、雪組も観たんでした。

ハリー作品、久々に、ちゃんと起承転結がありました。
誰が犯人なのかなー、どうなるのかなー、というサスペンスだからね。
(※『スターダム』は残念ながら観てないです)

始まってすぐ、時代的には50年代半ばかな?
と思ったら、セリフからもそうだということがわかった。
ハリー作品は、50年代の白黒ハリウッド映画、
ていうか、あれだ、ビリー・ワイルダー的な雰囲気がある。

しかし、咲妃みゆの芝居は、それにしては重い。
上手いだけに、リアルを狙いすぎて、ちょっと重かった。
(重い芝居は好きだけど)

そして、ちぎちゃんの芝居は、重くならない。
いつもはコンビとして素敵に見える二人が、今回は軽重が違いすぎた。
岩波少年文庫の二人が、ビリー・ワイルダーやったら、
今まで見えてなかった違いが明らかになった。

そのために、サスペンスに二人のラブがからむ、というのが
ちょっと浮いてたな~。

ハリー作品はいつもヒロインが、
なんらか仕事なり立場なりで悩んでいる、
っていうのがいいんだけど、
そこがあんまり活きてないことになっちゃった。

でもまー、ハリー作品がそこそこ楽しめるものになっていて、
信者としてはとってもとっても嬉しかったです。


がおりがかっこよすぎた。

月城かなとさんが悪役芝居も上手かった。

ハリーは芝居の上手い人とヘタな人とで役に差をつけすぎ(笑)

星乃あんりが、大人っぽくなっていた。驚き。
ロリータ少女がそのまま大人っぽくなると、なんかセクシーでいいかも。

朝風れいさんに素敵な役がついていて良かった。


ショーは、こちらもアメリカンなヒットメドレーということで、
ノリが良くて、それほど退屈しない。
マドンナのマテリアルガール、宝塚でやったことあったっけ?

ヒメの超絶技巧ソロのサマータイムで
ちぎ&だいもんがBL風に踊る場面が、めちゃくちゃかっこよかった。
センターの二人のことは全然目に入らず、
周囲で踊る娘役たちが、妖艶!
太田先生の音楽かー、え、若央りさ振付なのか、へー。


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双頭の鷲(神奈川芸術劇場 12/10 15:00) [観劇メモ]

原作が面白いんだろうなあ、これ。
映画も見てみたい。

ジャン・コクトーは『恐るべき子どもたち』
しかも萩尾望都の漫画でしか読んだことないけど、
耽美! 反体制! 破滅!
いいね~。


王妃を殺しに来た反体制の詩人と、
引きこもりなうえに自由主義的でエキセントリックな王妃

王妃と暗殺者という立場が、
じつは同じ歯車に組み込まれていた被害者同士だという連帯感に転じ、
そこからラブ~

フェーズが次々変わっていく。

王妃付の侍女と、軍人が、もともとは恋人同士だったのに、
今は王妃の寵愛を奪い合うような
変な力関係になっているのも興味深い。

それらを台詞の応酬で見せて行くのが、
演劇だなあーって思えてすごく楽しい。


え、じゃあ別に宝塚でやらなくても、という気もするんだけど、

でもでも、宝塚だからこそ、
舞台装置や衣装もとーっても豪華で素敵。
さすが植田景子。

そしてなんといっても、
理事様とみりおんがぴったり!

みりおんはアメリカンなさばさばした子だと思っていたけど、
こういう役もできるようになったんだなあ。
娘役が大人っぽくなっていくのを見るのも、
宝塚の楽しみの一つだよね。

もちろん、さばさばがエキセントリックに転じているのも有利。

理事様は、見た目の耽美さに、
若さとピュアさがあるのがすごい。

斉藤恒芳の音楽も耽美感を盛り上げまくってた。

ラストの死に方なんか、究極のラブだわ~、
耽美で美しい世界は、やっぱ宝塚こそよね!


ただ、ストーリーテラーとアンサンブル(パパラッチという役名)は
生徒さんに役を作るためだけなんだろうな、と。

これら無しで、6人だけでやってもよかったんじゃないかな。。。

もちろん、和希は上手いし、
パパラッチも下級生ウォッチできて楽しかったけど。

アンサンブルが冒頭にずらっと並んで歌うのは、
『シニョール・ドンファン』や『クラシコイタリアーノ』と全く同じじゃーん。

パパラッチが現代の服装をしていたり、
ストーリーテラーやパパラッチが、ダイアナ妃のことを持ちだしたり、
この作品の設定がエリザベートとルキーニみたいだよね、とか、
「こういうのお好きでしょ?」と言ったりするのが、
言わなくてもわかるって、と現実に引き戻されてしまう。
耽美な世界に浸らせてくれよ~。

ただ、アンサンブルが出演していない間、
舞台の脇の椅子に座っているという仕掛けは、
『ラストパーティ』と同じだけど、
パパラッチという役割で、すりガラスの向こうから見ていることで、
王室を眺めまわしているという意味合いになるので、
はじめてこの仕掛けの意味がある! とは、思った。


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バレンシアの熱い花 / HOT EYES!!(神奈川県民ホール 11/26 18:00) [観劇メモ]

もう柴田作品を上演するのは無理かもしれない、
と思ってしまった。

なんかねー、場がうまってないんですわ。

スターさんはスターオーラでうめてたけど、
全体的に、スカスカな感じがしてしまったんですわ。
音響が悪いせいかもしれないけど。

柴田作品て、古いし、台詞が文語調だし、
場面転換とかもスピーディじゃない(当時としては多分普通)。
だから、台詞のあとの余韻みたいなものが舞台をうめる。

その余韻がない。。

タニウメのお披露目は10年前でしたっけ、
あのときすでに、「多分半分ぐらいしか柴田作品の雰囲気が伝わってないんだろうな」
と思ったけど、今回は1割しか伝わってこないな、と思った。

みんな若いから?
とにかく老け感が少なすぎる(老け役好きな私)。
老け感が堪能できるのは、すっしーさんとせーこちゃんぐらい。
誰か、専科さん出てー。
ていうか、上級生辞めすぎなんとちゃうー?

あ、でも、タニウメお披露目の新人公演を映像で見たことあるんだけど、
みんなうまくて感心したなあ。
あまちゃきのマルガリータ! 藤咲えりのシルヴィア!
八雲美佳のレオン将軍! 暁郷のルカノール!
若い人でも、場はうまってたと思う。。。

今回も、みんな上手いよ、上手いのよ、誰がダメとは思わないのよ。
でも、2010年代、なにごともスピーディで、密で、
物にあふれた時代に生きている人間が、
柴田作品を演じるのは、もう無理なのかもなあ。

直近だと、月組全ツの激情を観てるけど、あれは謝作品という面もあるからのぞく。
花組の仮面のロマネスク、雪組のコルドバを観てないので、わからんけど。。。

それに、この話って、
え、なんでイサベラと別れなくちゃならないの? ってちょっと思うじゃないですか。
まあ、身分違いってことなのねーと頭では理解できるけど、
今の価値観とはかなり違う。
でも、50~60年代の日本映画を見てると、
正妻と水商売のお姉さんは別っていう価値観がふつーに存在していて、
ああ、初演の76年は、まだそういう価値観をみんなが体感できてたんだろうなあ、と。


あっ、ロドリーゴってこういう人なんだってはじめて理解したのは収穫でした。
だって、前は蘭寿さんかみっさまで、どっちも暑くるしかったんだもん(笑)。
あっきーの怜悧さで、あー、貴族で繊細でインテリな人なのねー、
それが恋に苦しむなんて美しいわぁ、って理解できた。
(前の全ツは七帆ひかるかー、観てないけどピッタリだったろうなあ)


ところで、うらら様がつぎのトップ娘役って発表されてないん?
みりおん退団後もずっとうらら&まどか体制でいくん?

うーん、確かに今回の作品みたいに役がいろいろあって、
それぞれ似合う役をっていうメリットはあるけど、
でも、宝塚は関係性を味わうものだからなあ。
トップコンビっていう夢が見たいなあ、私は。
(この記事参照)
http://pt-omoitsuki.blog.so-net.ne.jp/2011-03-03-1


県民ホール、音響ここまで悪かったっけか?
会のみなさまのショーでの手拍子がズレまくっていて、
音響が悪くて前奏がよく聞こえないせいだと思うんだけど…

苦言ばかりですんません。

真風が近くに来てくれてウハウハでした。

雪華抄 / 金色の砂漠(宝塚大劇場 11/13 11:00) [観劇メモ]

まずは日本物ショー。
芝居ではファンを激怒させてばかりの原田諒だけど、
ショーは良かったです。

芝居では「絵面はいいんだよなあ」「場面転換はきれいなんだよなあ」ということが多かったから、
ショーに向いてたんでしょう。
特に、美術が今っぽかったです。
北斎の富士山の絵とか、琳派の紅梅白梅の絵とかをうまく流用してました。

松本悠里が健在で、
雪の中、恋人を待っている孤独な女性の場面を一人で舞ったのですが、
すごく美しかったです。
(でも、銀橋にみんなと一緒に出るときなんかは、ちょっとあぶなっかしい。
それでも、お年を考えると奇跡のようだ)

鷲と鷹が戦う男役だけの場面、ストーリーがよくわからんかった。
清姫と安珍の場面は、ストーリーを知っているからわかったけど、
どういう場面がよくわからなかったと言っている人がけっこういた。
…やっぱり絵面第一なのかな、と思いました。
それはそれでいいけどね。

音楽がちょっと好みではなかった。今風過ぎた。


さて、芝居は待望の上田久美子。

いやはや、これはリピートしたい。
と久々に思う作品。

芝居ではこうしたすごい才能が出て、
小柳菜穂子も職人としていい仕事してるし、
大野たっくんもエンタメ要素を取り入れられるようになったし、
ショーでは(芝居でダメダメだった)野口、原田がそこそこ良くて。
脚本・演出面では、いいほうに一新されつつあるな、と思います。


砂漠のとある国で(シルクロードが栄えてた時代なんでしょう)、
王女様とその奴隷(男子)の、支配と被支配が入れ替わる、愛憎劇。

王女には男子の奴隷を、王子には女子の奴隷を、
っていう設定が、ちょっと無理やりで、
最初はそこが引っ掛かるんだけど、

心理描写がちゃんとしているので、そのうち全然気にならなくなる。
これ大事。
感情が描けていれば、荒唐無稽な部分もむしろ魅力になる。


王女様も奴隷も、人間として全然ダメで、
正しい判断とかできないし、わがままで、強欲で、卑怯。
宝塚らしくなくていいわあ。

でも、みりたんはじめ、みんな美しいの。
宝塚なの。

豪華絢爛で美麗な宝塚という器に盛られた、
荒唐無稽に思える設定と、
リアリティありすぎる人間の悪くて弱い部分。

なんて贅沢なんだ!


支配と被支配をしっかり描いた作品というと、
宝塚だと『春琴抄』や『ダル・レークの恋』がありますね。
あと、宝塚以外では、ストリンドベリの『令嬢ジュリー』を思い出しました。
(純名りさがやったのを観た→http://pt-omoitsuki.blog.so-net.ne.jp/2009-03-21

花乃まりあとみりたんに、最高の宛書なんじゃないでしょうか。
子ども時代も二人がやるんだけど、ほんっとかわいかった。


ほかの出演者にも、ちゃーんと役がある。
まあ、後宮の女たちに台詞がほとんどないとか、
盗賊たちの出番が遅すぎるとか、気になることはあるけど、
他の作品に比べたら、かなりたくさん役があって、ちゃんと描かれていて、
そして破綻がない。
王女様が3人姉妹で、ちゃんとそれぞれキャラが違うっていうのも、お約束をおさえているし。

ちなつ様の王様がむちゃくちゃかっこよかったなあ。
ずっとオペラで追っちゃった。
『愛と死のアラビア』でユウヒが着てた衣装を着せたのは、わざとよね。

フィナーレのデュエットダンスが、とってもかわいくて、
悲劇的な結末しかありえなかった二人が、
天国でやっと幸せになれたね、と思えてウルっとしました。




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