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うたかたのオペラの余韻に浸る [観劇メモ]

帰ってきてからも、気分は満州のレビュー小屋。。。ミーマイの予習せにゃあかんのに、ついつい加藤和彦のCDを聴いてしまう。

加藤和彦&安井かずみ夫妻のことはもちろん知ってたけど、『うたかたのオペラ』等のヨーロッパをイメージしたシリーズのことは全然知りませんでした。劇場でCDを買って、ホテルで歌詞カードをじっくり読んでおりました。で、帰ってきてから聴いてみると、、、音楽的にはYMOとかああいう感じの、いい感じの薄さで(あーん、語彙が貧困ですみません)、加藤和彦のこれまた平べったい声がおしゃれで、音楽なんだけど静止画のような、1980年頃の、ヨーロッパやアメリカに対する憧れが満載でした。

ヨーロッパに憧れてるってことはつまり、ヨーロッパではない、わけです。歌詞日本語だしね。英語、フランス語、ドイツ語がごちゃまぜだし。ヨーロッパっぽいだけ。今回の公演の中で「会ったこともない恋人を思い、行ったことのない国の都を思う」というような台詞がありました。レビューという夢の世界の比喩として。これこそ、戦前に岸田&白井が宝塚少女歌劇にもたらした「レビュー」の神髄ではありませんか。行ったこともない都を「うるわしの思い出、モンパリ(=私のパリ)」と歌うのだから。

だから、このヨーロッパっぽい音楽にインスパイアされた舞台が、ヨーロッパの物語でないことが、きわめて正しいと思うわけであります。満州という、ヨーロッパに憧れていた都市。しかも、偽の国家。嘘で塗り固められた国。偽の国で、半端ものとなった軍人甘粕正彦と清王朝の王女が、これまた半端ものである踊り子たちと一緒に、夢を見た。せつなーーー。

あっ、清王朝の王女ということで川島芳子のイメージでしたが、李香蘭でもあるんですね、リカちゃんのメイファという役は。甘粕は満州で映画会社もやっていたそうで、その映画に李香蘭も出演していたそうです。メイファが歌う『蘇州夜曲』はもちろん李香蘭の持ち歌だし。

「私が死ぬときはこの歌を歌ってくれたまえ」「それは無理。だってそのときは私も一緒ですもの」「本当かね?」「信じてくださらないの?」「女優の言葉など」「ここではそれが真実よ。だって劇場なんですから」…あまりにいいシーンなので、台詞を覚えてしまった。芝居がかったこの二人が、最期に演じる芝居も泣けるんだわ。利用し合う関係で、嘘の恋愛。芝居をしているだけ。だけど、その芝居がかった夢の国には、裏返した本当の恋がある。冒頭でメイファは「軍人なんか嫌い」とか「恋なんてばかばかしい」と言うんだけど、それがちゃんと伏線になってるんだよね。歌詞で「つかのまの恋人と分け合う la vie en rose」というところでメイファが苦しげな顔をしていたりするのもそう。川崎麻世の役が、初見では道化と甘粕とニ役のように見えるんだけど、最後にそうではないことがわかるのも心憎い。

あー、麻世に惚れそうだ(笑)。かっこよすぎるよ、甘粕。リカちゃんとの並びの色っぺーこと。

そして横内謙介を尊敬する(これは本気)。短い時間で書いた脚本とは思えない、ちゃんと伏線とか仕掛けが生きてる。

ところで、レビュー小屋の名前「シャトー・ド・レーブ」が登場する歌は、加藤和彦の元の音楽には存在しないのかと思ったら、「カフェ・ブリストル」という曲を、そこだけ歌詞を変えて使われているのでした。それ以外は、元のまま使われているみたいです。道化の名前「ドクトル・ケスラー」も加藤和彦の元の曲からとってるし。厳密には違う意味の歌なんだけれども、全然違和感がないのがすごいと思って。あと、戦前に愛唱されていたらしき、オペラの日本語歌詞版が2曲登場するのも、雰囲気が出て大変よかったです。

惜しかったのはねー、食い倒れ人形とカーネル・サンダース人形が登場したのに、客席があんまりウケなかったこと。せっかく大阪だから、と考えたけど、客席には遠征してきたリカファンが多かったのかなあ。あと、うーん、リカちゃんの歌声? 裏声での『蘇州夜曲』はすっっごく素敵だったんだけど、ちょっと苦しそう。訓練したらもっと良くなると思うので、再演時(あるつもりでいる)には是非美しい高音を聴かせてほしい。

某公演が中止になって急遽行われたとのことだけど、その偶然に感謝。短時間で素晴らしい成果を見せてくれた、キャスト&スタッフの皆さんにも感謝感謝です。5公演しかない「うたかた」の公演だったのもまた、らしい、のかな。「わたくし、アホのやりすぎで、後世に残るような芸術を作れませんでした」「でも思いは心に残る」というような台詞が象徴的でした。

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うたかたのオペラ(大阪松竹座 6/27 16:00)

こんな紫吹淳が観たかった!! 妖しく、かっこよく、地声で、セクシーで、大人で。今まで普通の女の子の役とか結構あったけど、やっぱりリカちゃんはセクシーで大人でないと。男装の麗人としての黒燕尾もなかなか。男役芸を、いい意味で女優としてのかっこよさに、やっと変換できたのでは。

川崎麻世との並びがまたいいんだ。妖しいコンビ。『女ねずみ小僧』での利害関係ありまくりの二人のラブから、この作品が着想されたって、うれしい限り。赤いチャイナドレスで蘇州夜曲を歌い、麻世に寄り添う場面なんか、ぞくぞくする~。

横内謙介はほんと、わかってるよな~。

川島芳子と甘粕正彦が満州でレビュー小屋をやっていてラブだった…というような設定。清朝を復活させようと日本軍に加担するも、夢破れ。でも、レビュー小屋は夢の国として成立してた。愚か者が一番えらくて、臆病者が一番強い、そんな夢の国。芸術が反戦である…愛と青春の宝塚に通じるね。

レビュー場面を楽しく観てるうちに、退廃的な世界に包まれて、最後は切なくて切なくて。

加藤和彦の同名アルバムが元になって、音楽はほとんどがこのシリーズから使われてるんだけど、ヨーロッパをイメージした音楽なのに、舞台を満州にしたのがミソだと思う。

脱走兵が語り手となっているのもわかりやすい。脱走兵役の美勇士、甘くていい声だね。わたるの手下(笑)、佐久間先生んとこのダンサー二人も参加。振り付けはAYAKO先生。

是非、東京で再演を!!
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ヅカ的近況ね [ヅカ的近況]

ぺ星、どうだったのかな。テルの小指はどうなんだろう、復帰は性急すぎないか。でも応援するのみだね。

★雪配役

雪組の配役、やっと発表になったねー。

そして、この役名、何!? と盛り上がる盛り上がる。どっかで聞いたことのあるような、芸術家の名前っぽいのがたくさん。でもファーストネームは違う。あれだ、あれ、「○○に着想を得た架空の人物」ってやつだよ、きっと。ウソツキって何さ、へー、ポーランド人の名前にそんなのがあるとか。

いやぁ、さすがたっくん、配役発表でこんなに楽しませてくれるとは。たくさんの生徒に役名がついてるのも、心憎いよねえ。

★ミーマイ稽古場レポート

スカステで稽古場レポートが流れているとゆう。えっ? まりんちゃんもじゅりあも不在だよね? ふみかちゃんの就任は7/1付だから……、じゃあ組長がレポーターなんだね!

…と思ってしまった自分の役人魂にトホホ。前倒しで、ふみかちゃんレポーターデビューでした。予想してなかっただけに、テレビの前で手に握る汗の量たるや…。

いやー「頑張ってます!」モードでしたねー。オグリの稽古場レポートは、レポートされる側だからか、リラックスして「ふにゃふにゃ」モードだったけど、顔つきが全然違う。一生懸命すぎて、笑える。しゅん様に助け舟(?突っ込み?)出されてるし。しゅん様はゆるいな〜。このゆるさが「様」付の由来なのか…? っていうか、ふみかちゃん、しゅん様をしゅん様呼びしてるよ! 

よっちとゆまちゃんと、ランベスの人たちという繋がりのメンツで、「花組の新しいミーマイを作ってます」という誇りに満ちたレポートでした。みんなでわやわや話して終わるのも面白いけど、こうしてひとつのメッセージに集約していくレポートもいいですな。

でも一番のツボは、やたら男らしい、ふみかちんの足。。。なんですか、その開きっぷりは。

★春日野八千代様の真実

よっちゃんがあんなキャラだったなんて、なぜ我々は知らなかったんだろう?

至宝だのなんだの崇めたてまつられて、記念式典で日舞踊るだけ。日舞の化粧以外の様子なんて、雑誌の対談の静止画像しか見たことなかったし。

よっちゃんが書いた本読んだことあるけど、あんなキャラじゃなかった。誇り高い人なんだなーという印象。「男役としてのこの工夫は私が始めました」という記述が多かった。卒業生の書いた本でもあんなキャラだって言及されてるの見たことなかった。エイコ先生(天津乙女)なら、「怖い」「厳しい」ってキャラ立てがはっきりしてるのになあ。

劇団が喧伝したいキャラと、本人のキャラが違うのかなあ。エイコ先生の場合、「怖い」が「芸の道」につながるからキャラ立てしやすかったとか。

よっちゃんが最後に主演はったのって、テレビ以前だよねえ。『花供養』が1984年…。フラッシュタカラヅカが始まった年だ。やっぱり、テレビ番組の力って大きいのかしら。

いや、いやいやいや、昔のスターさんは今よりずっとフレンドリーで近しい存在だと聞く。つい最近まで、ガードなんてものは存在しなかったと聞く。(注:私にとって「最近」は10年スパン) 我々が思ってるのと全然違う在り方なのかもしれん、よっちゃんのスター性というのは。

OGエンターテイメントナビで、ツレちゃんが、よっちゃんの真似してたの、見ました? 「ツレ〜、元気〜?」って、声から動作から素で男役なのよー、っていう文脈で。物真似されるよっちゃんなんて、初めてみたからびっくりしたし、よっちゃんとツレちゃんの関係にもほっこりし。白薔薇の君として崇められることと、ぶっちゃけトークで面白いこととは、別に矛盾しないのかもしれないよなあ。

うーん…、私はあまりにもタカラヅカを知らなさすぎる。あまりにも。あまりにも知らなさすぎる。

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猫もおじいちゃんになって関節炎を患う [近況]

非ヅカファンの友人(複数)に、「ブログの内容が全然わかんない、ヅカ以外の話題も載せて。買った服の画像とか」とよく言われる。始めた当初は、純粋な近況も載せていたんだけどねえ。有名人でもあるまいし、個人的なこと書いてもな、と思ってついつい書かなくなっちゃってて、、、

最近の大きな事件は、猫の高齢化。

推定(野良だったので)9〜10歳の雄。廊下ダッシュにホッケーに、とおおらかで元気すぎる猫なのですが、最近、腰が抜けたようになることがあって。お医者さんに見てもらったら、右後ろ足の股関節が弱っているとのこと。病名は「関節炎」。命に関わるものじゃない。けど、要するに年をとったということらしい。だから完治はしないんだって。炎症をおさえる薬や、サプリを飲んで、ちょっとダイエットして、高いところへのジャンプなどはしないようにして。。。

つまり、あれですね、「最近、膝が…」「そんなあなたに、コンドロイチンとヒアルロンサンのこのサプリ!」「いやあ、これのおかげで、毎日元気に歩けるようになりましたよ」とかゆうCMの世界。

うわあああ、いつまでも子どものようにまとわりついてくる猫なのに、身体はおじいちゃんなんだ!! 驚きだあ。7〜8歳すぎると猫はシニアになるっていうけど、頭ではわかってたけど、じつは全然わかっていなかったのだ。諸行無常、私も老けるし、猫も老ける。しかも私より早く。タカラジェンヌは卒業し、人間も動物も虹の橋へ行く。こうして年をとって、だんだん走り回らないようになって、、、私より先に天国に行っちゃうのかー。うーむ。「今日の日は宝物」@ゾロ、だねえ。

ヅカファンたるもの、別れには慣れてるはずですが、あれは美しい別れだからねえ。美しく別れられるよう、全員で最善を尽くす別れだからねえ。

ちなみに、実用的な話。薬とサプリを朝晩、飲ませていて(無理やり口をこじあけて、注射器みたいなもので口に入れる、嫌がるのをおさえる係と二人必要。この嫌がる様子がまたカワイイ)、あとは、トイレが高さのあるものだったのを、低いものに変えました。トイレから出てきたときに、足ががくっとなるのが多かったので、これは効果あったかも。好きだった高い位置の棚もなくしちゃいました。ソファやベッドには乗ってます。お医者さんに診てもらった頃は、食事もトイレも少なかったけど、一週間経ってだいぶ元に戻ってきたかな。まだ一日数回は「がくっ」となって「あれ?」って顔してますが。

全然関係ないけど、キタロウくんお勧めの『ホリディ』という映画を観たら、ケイト・ウィンスレットが隣人のおじいちゃんといい感じで、いっそこの二人くっついちゃえばいいのに、と思った。ふみかちゃんは今度おじいちゃん役だし。…って、つまり、おじいちゃんづいてるってことです。そんだけ^^;

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茶々丸あらため、茶々爺。


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薔薇に降る雨 2回目 [観劇メモ]

顔を飼い猫にひっかかれた。ひどい傷。。。傷痕がまるで、エメラスダス? 気分はギルダ・ラヴァンヌ? でも、傷があると「傷さえなければ美人かも」って思わせる効果があったりして〜(←単なる願望)。ミロのビーナスは腕がないから美しいのだ、というふうにさ。

そんなことを思う、タニウメ。この人たち、歌が上手かったらどうなんだろう、と。歌が上手ければもっといろんな表現もできただろう、いろんな役ができただろう。でも、でもでもでも、何かが欠けてるってことも、重要なんだよね、きっと。歌さえ上手ければ、と永遠に思わせていることもすごいことだ。だって、永遠に可能性を持ち続けるから。永遠に未完で、伸びしろがあって、その伸びがあの輝きになってるに違いない。いや、欠けた部分を埋めるほど、強い輝きがあるってことなのか。いずれにしても、タニウメ、FOREVER!

ハリー芝居特有のスカスカ感が気になるかと思った2回目、全然そんなことはなく、イヴェットに感情移入して切なかった。ウメちゃんの芝居がいいんだ。7年前と現在とで演じわけがちゃんとできてるし。「すごつよ」のときは、こんなに情感のある役者だとは思っていなかったよ。娘役としての枠を越えない範囲で、リアリティのある芝居ができる。成長したんだなあ。

ところで。ジャスティンとイヴェットがホテルでやった…のは明らかだとしても、7年前もやってるよね? ね? 7年を経て変わった…のか、変わってないのか…、なんかドキドキしちゃう、想像すると。『愛するには短すぎる』も、あの二人はやったのかやってないのかが話題になってましたが。

それで突然思ったのだが。柴田作品にエッチシーンが多いのは、意図的なのかもしれないな、と。柴田先生は、入団当初、男役という存在が気持ち悪かったと、もっとリアルな男性が描けないかと苦心したとどこかで書いてた。ってことは、恋愛ものにおいて、リアリティを追究しようと思うと、エッチするか否かは避けられないと思ったんじゃないかなあ。表現方法にタカラヅカらしさを保ちつつも、話題としては避けない、という選択をしたのではないか。

…ハリーがあえてこの作品にその場面を入れたことで、私はリアリティを感じられてよかったです。ってことなんです、はい。

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ミーアンドマイガール(帝国劇場 6/14 17:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

情熱大陸を録画し忘れたのはいつものことなんだが、まさか『百年への道』で春日野八千代様がトークをするとは思わなんだ。それなら中継行けばよかったよぉぉぉ。

さて、きのうは予習のために帝劇に行きました。

タカラヅカって均質なお嬢様空間なんだなあ〜。

タカラヅカのビルは、もともとの血筋の良さがだんだんと出てきて、伯爵になる、ように見えたけど、帝劇のビルは、貴族の振る舞いを茶化しながら真似しているうちに、だんだんと伯爵らしくなるように見えた。

タカラヅカの召使たちは、貴族とたいして血筋が変わらなくてお育ちがよく見えるけど、帝劇の召使たちは貴族とはまったく血筋が違い、だからこそ貴族には貴族らしくふるまってもらわないと我慢ならないという、召使としてのプライドが感じられた。

帝劇のビルはスカートめくり系の坊主。タカラヅカのビルは、お調子者ではあるけれども、スカートめくりみたいなことはしなかったもんね。サリーも、帝劇ではズロース見せちゃうけど、タカラヅカでは絶対にやらない。

それと、タカラヅカって年功序列が厳しいんだなあ〜。

タカラヅカのヘアフォードの人たちは、学年順に目立ってるように思う。パーチェスター(専科)が一番上で、ヘザーセット(管理職)が少し下、ジャスパー卿、バターズビー卿…。といっても去年の月組しか見てないので、博多座とか、昔のとか、どうだったんだろう。単に、マヤさん(未沙のえる)が偉大すぎるってことなのかもしれないな。一方、帝劇の貴族たちは、特に誰が一番出番が多いということもなく、それぞれがそれぞれに存在してて、その総体としてヘアフォード家があるって感じ。

言葉遊びの部分が、タカラヅカ版のダジャレと全然違っていた。ジャズを「ズージャ」と言うような、ひっくり返す言い方を多用してた。ダジャレのほうが一個一個考えるの大変そう。タカラヅカ版とは脚本家が違うからなんだろうけど、ひっくり返した言い方はさらにお下品。それぞれの味ということで。

装置に立体感があった。盆を3つに区切って、120度づつにしてあるらしく、底面が三角形になってて。帝劇は盆が大きいからできるんだね。衣装は、主役二人が田舎ものであることを示すタータンチェックをはぎあわせた、かわいい衣装に違和感あり。当時はあんな服着てたかなあ??

マリア役の涼風真世がすごいよかった。声色がいろいろで、怖くもあり優しくもあり。きれいだし。帝劇初演は初風諄なんだね、それも観てみたかった。かしげ(貴城けい)は迫力ある美人! だけどちょっと賢すぎる気がするなあ。ジャッキーのアホっぽさはややキャラ違い?(と思うのは先入観??)ジェラルドの本間憲一は、『愛と青春の宝塚』の軍人さんよりも、断然こういう役でしょう。笹本玲奈のセリフの声があんまり心地よくない。歌はいいんだけども…。井上芳雄は歌えて踊れて芝居もトークもできて、申し分なし。帝劇で主役級をはれる人って、なかなかいないよね。パーチェスターは武岡淳一、できるけどうざい執事って感じ。ジャスパー卿の花房徹がかわいいのなんのって。いるだけでかわいいよ、この人。ジャスパー卿に注目しすぎたかもしれないけど^^; バターズビー夫人の福麻むつ美は胴布団入れて太ってたけど、デフォルトなの?

ジョン卿(草刈正雄)はやっぱりおじさんがやる役だと痛感した。初演村井国男だし。だってさ、タカラヅカ版だと、ジョン卿はサリーのこと好きになってもいいじゃん、って一瞬思ったりするよ? けど、それはみじんも思っちゃいけないことなんだよね。そのためには、ジョン卿とサリーとの間に、明確な年の差がなくっちゃ。というわけで、タカラヅカでもかつてゆうちゃん(汝鳥伶)がやったみたいに、ジョン卿をおじさん役者にやらせてみようぜー。

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家庭的な雰囲気の中で雲の上の人と接する不思議さ [ヅカってなんだ?的記事]

5月にあったお茶会の写真が、2つ同時に届いた。しかも2つともツーショット。。。ぎゃ〜、私、写真写り悪すぎ! (「写真写りじゃなくて、元の造作のせいだって」と外野から声が…)特に本命のほうが、にやけすぎて、ひどい造作がさらにお気の毒なことになってる、自分。。。だってだって、こんな状況に慣れてないもん!

ジェンヌさんは雲の上の人、としか思えず。お手紙を渡せるだけで僥倖。握手できるだけで僥倖。自分は、トップスターのファンだったせいか、タカラヅカそのものに嵌ったのが遅かったせいか、ツーショット写真なんて、卒倒しそうです。うれしいけど、やめてください、やめてほしいけど、うれしいです。(どっちなんだ)

小規模なファンクラブだと、ちょっと踏み込めば「お知り合い」ゾーンがすぐそこにあって、ジェンヌさんは雲の上の人ってほど遠い存在でもない、、、ということを知りました。。。いやっ、知ってたよ、知ってたんだけど。「出待ちに犬連れてって、すごい盛り上がった」「××さんと遊園地にみんなで行った」とかそういう、少人数で盛り上がる話は聞いてたんだけど。

タカラヅカは家庭的。(だからこういう項目まで立てている。)だけど、いざその場にいると、どう振る舞っていいんだか、わからない。

そういえば、ヅカファンになりたての頃は、タカラヅカの家庭的な部分と、それでいてじつは自分が名もなき大衆である矛盾に、抵抗を感じたものです。(→こういう記事。)お茶会で握手できるなんて、すげえ! でも顔や名前を覚えられてるわけじゃない。ヅカファンがタカラヅカを支えているという、共同幻想をみんなが持ってる。でも実際に経営に参加してるわけじゃない。なんだか不思議〜。

で、今、ありがたいことに顔を覚えられてみると、すんなり「家庭的」な雰囲気に馴染むかというと全然そんなことはなくて、ただただ不思議さが拡大しただけという気がする。

だって、やっぱり、ファンはファンなんだもん。ファンとして望ましい振る舞いってのがある。ファンの多少に即してそれぞれ別のルールがあるけど、それに従うことが求められる。ガードをしている場合、お手紙を渡す場合、1:1で地下鉄の入り口まで行く場合、いろいろな慣例や雰囲気があるんだろう。でも、どれにしたって、ある芸名の元に集うタカラジェンヌとファンという定形的な関係であることに変わりはない(と推測する。そこからお友達になる場合もあるんだろうけど…??)。「雲の上」レベルが高かろうが低かろうが、やっぱりジェンヌはジェンヌでファンはファン。家庭的な雰囲気の中、共同幻想を紡ぎだすために、美しく定形的な関係を保ち続ける。

単に「ファン」としての居方がわかってないってことなのかも、自分。女子高で「○○先輩の親衛隊」とかいう文化に馴染んでたら(そんな文化が女子高にあるのかはわからないが)、難なくこなせるのかも。こちとら共学、しかも三十路過ぎるまで誰かのファンになったことなし。銀幕のスターを好きになるとかだったら、別に全然苦しくないだろうになあ。かといってそれじゃあ、こんなに嵌らないだろうしなあ。

はー、金魚のように口ぱくぱく。。。「要するに、好きすぎるんじゃないの??」(by 外野)あ、そうですね、はいはい、そういうことです、きっと。

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薔薇に降る雨/Amour それは…(東京宝塚劇場 6/9 18:30) [観劇メモ]

ミーマイの配役ね〜。マチオ(北嶋麻実)の役だと思うと残念な気がするが、初演がゆうちゃん(汝鳥伶)の役だと知ると俄然誇らしくなる、ゲンキンな私。えー、世間的にはアクア5のコンサートで大盛り上がりのユミコバースデイ、宙組を観てきました。

ハリー作品独特の雰囲気! 「ええ」とか「そう」とかいう会話! ヒロインが自分の義務に悩んでいること!(職業婦人でなくてもいいの) クールな遊び人な男が突然熱くなる定番! 私の好きなハリー要素が満載で満足満足。『マリポーサの花』はヒロインの比重が軽くて、ちょーさみしかったよぉぉ。

この作品、『琥珀色の雨に濡れて』へのオマージュかと思う。オーランジュ男爵がクロード(らんとむ、新人公演でやってるやん、クロード)。飛行機会社=自動車会社。赤いソファでのベッドシーン。ヘレンがフランソワ—ズ。第一次大戦後と第二次大戦後の違いはあるけど、戦後だし。文語っぽいセリフも柴田作品ぽい。

ちゅー満載なのはタニの希望なんだろうが、大変よろしいです。ベッドシーンを模したダンスも大変よろしいです。ハリー作品に少ないラブシーンを搭載しているというだけで、画期的。

主人公はかなり強引で熱しやすい男だけど、タニ(大和悠河)の甘ったるい顔とスタイルの良さで、なんとなく紳士な気がしてしまう。ウメちゃん(陽月華)を見つめる目の、ラブラブっぷり。甘くてゴージャスでかわいいお菓子のような、それでいてちゃんと男役。すごいわ、タニって。ウメちゃんの、責任を背負って耐える細い肩、それでいて気品があって。今までずっと庶民派だと思っていたけど、没落しそうな貴族ってのも合うねえ。

最後は、二人は結ばれるのかしら、とハラハラしていたので、ハッピーエンドでうれしくて、そのことでホロリとしてしまった。どこまで感情移入しとるんじゃ、自分。

ただ、ハリーファン以外にはどうなのかね。悪者が一人だけでけっこう単純な話だったのが残念。それに、なんといっても、主役二人以外が描かれていない。特に七帆ひかるの会計士は面白いけど、退団でそれでなくてもねえ。ダンスパーティの色使いとか、変過ぎる。ハリーに色使いは期待しとらんが。大劇場で観るにはやっぱり、埋まってない部分(絵づら的に)が多い。ハリーファンはいろいろ脳内補完できるけど、そうでない人には物足りない部分も多そう。

関係ないけど、「空気みたいで楽だぜ」とか思ってつきあってる女に、「あたしのこと本気で好きじゃないでしょ」と別れを都合よく切りだされるって…リアリティあるなあ〜。自分は経験ないけどね☆ ハリーの定番だよね。

十輝いりすは『BOXMAN』の役が成長したらあれになるんかな。彩苑ゆきがいい。退団なんてもったいないもったいないもったいない。なんで専科に行かないんだ。愛花ちさきは声にハリがあるね(顔はきれいなのに目立たないんだけど)。大海亜呼、芝居は癖があるけどダンスはさすがだね。じゅっちゃんポジか。

さて、一方。

岡田敬二のショー、それは…。退屈。

パステルカラーがてろてろてろ〜っと出てきて、盛り上がらないまま終わってしまう。半端なパステルカラーの中に、真っ赤とマゼンダがある、とかいう色使いを「清潔」とか言ってるセンスが理解できん。ロマンチックレビューに対する不満はコチラ。でも、これまではチャイナドールとかポラリスとか、一個ぐらい「神」場面があったけど、今回はそれがないのだ。

退団公演だというのに、タニウメに全然合ってないやん。退団仕様にもなってないし。まあ、大階段前のデュエットダンスには泣いたけども。ネイサンで駄目駄目だったタニがねえ、檀ちゃんの役新公でやって苦戦してたウメちゃんがねえ、と親心で観ていたからであって、場面として良かったわけじゃあない。じんじん(風莉じん)の影ソロの効果も大きいし。

6カラットも彼らに全然似合ってない。「若さスパークリング」って歌詞も寒いだけ。スパークしてないし。

そもそも、アムールそれは、って前のショーの主題歌だよね? 自己模倣やん。

中詰めにいたる白い衣装の場面の人の動かし方と、スパニッシュっぽいのになんか変なリズムの場面の音楽、ぐらいかな、よかったのは。。。かろうじて。。。

今まで見た中で、最強につまらなかったショーかもしれん。涙………。三木ティのショーだって一個ぐらいいい場面あるし、中村Bも平板だけど眠くはならないし。あーーーー!(オグリの萬様の雄たけび)

十輝いりすがダンサーであることをいまさらながら知る。十輝いりすとちー様(蓮水ゆうや)のダンスが好みなの、私。純矢ちとせの歌はふくよかさがあって、往年の娘役トップってイメージ。エトワールやったことあったっけ? あと、マギーみたいでかっこいい人がいると思ったら、咲真たかね。えっ、辞めるのか〜。

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ウィキッド(電通四季劇場[海]6/6 17:30) [観劇メモ(ヅカ以外)]

『オズの魔法使い』を別角度から見たお話ということで、元ネタの作り替え具合が面白い。ライオン、ブリキ男、案山子があんな形で出て来るとは! 感心感心。『オズの魔法使い』で単純に分けられていた「善」「悪」が、そんな単純なものじゃないんだよ、ということで訴えかけるものがある。特に、主人公エルファバは見た目もみんなと違っていじめられ、でも正義を貫く健気な人。これに共感する人は多そう。

でも私が面白かったのは、もう一人の主人公グリンダのほうだなー。金持ちのかわい子ちゃんで、みんなにちやほやされたくて、ちょっとしたことでエルファバを嫌い、ちょっとしたことで気に入る。憎めないけど、かなりやなヤツ。なかなか難しい役だよねえ、これ。でも最後は成長して、まるで『王家に捧ぐ歌』のアムネリス様みたいになるの。(やってる人の印象のせいもあってか、タキ組長(出雲綾)で観たいわ、この役。)

だから、嵌ったらすごい号泣だろうなー、この話。

でも泣かなかった。

母音法がイヤなのもあるんだけど(母音法が気にならなかったのは、グリンダと魔女の先生役←市村正親の元妻、オズの魔法使いの3人だけ! たった3人!)。

元の脚本のせいなのか、演出のせいなのか、「なんでそうなるの?」ってところが随所にある。それを、四季のテンションで次へ次へと持っていかれるから、置いていかれるってことはないけど、深いところまでは届かない。なんでオズの魔法使いのところに一度戻ってくるの〜? なんでそこで喧嘩しだすの〜? よくわかんない。それに、演出の段取りが変。ラブシーンで歌いだすとき、手に持っているものを、かなり遠くに「よいしょ」って感じに置いてから、おもむろに近寄って歌いだす。変だろ、それ。芝居の延長で歌ってほしいのにいい。あと、歌ってるときと踊ってるとき以外の動作が美しくない。これはヅカファンだから思うのかなあ。ちょっとした動作もすべて、舞台の上では気を遣ってほしい、というのは贅沢でしょうか?

ところで、これっていわゆるエスパーものだよね。エスパーならではの葛藤を描いた作品、、、日本の漫画やアニメだけじゃないんだな、エスパーものって。あと、ファンタジーの学校てのがハリー・ポッターみたいだけど、当然それ以前からその類型はあるわけで、、、おおもとはどこにつながってるんだろう。動物愛護なのは、今風? それとも前からある? おっと、また話の類型探しが気になってしまった。

そういえば、これを観ようと思ったのは、ユウヒが「いい作品らしいから観たい、浜田めぐみさんが素晴らしいそうですね」ってお茶会で言ってたからなんだけど、浜田めぐみじゃないキャストだった。エルファバ=樋口麻美(ウェストサイドのアニタを観てますな、自分)、グリンダ=苫田亜沙子でした。

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俵塚歌劇団 [ヅカ的近況]

朝起きたら、昔骨折したところが痛くなってた。ユミコ茶の愛用品プレゼントにあった、足の甲マッサージ道具がほしいよ〜。テルの骨折を心配しすぎなのか、自分。ちなみに、このブログを書き始めたときは骨折中だったんです。→この記事。完治に二ヶ月かかってますねえ。東京公演は大丈夫だろうけど。。。ムラはイルスとチョク・ファンが頑張る振り付けにして立ち回りをなくす、とか? それでも大変だよなあ。

さてさて、6/4は楽しみにしていた、リカちゃん(紫吹淳)のドラマゲスト出演。BS朝日『7万人探偵ニトベ』。

俵塚歌劇団! 米俵を担いで踊る俵塚音頭がフィナーレの定番! リカちゃんが元トップ役で出演! 
中日スポーツの記事

いやぁ〜、キワモノを極めてなんぼの紫吹さん、素晴らしい。

米俵のエネルギーを頂戴する、米俵を担げなくなったらスターとしては終わり…この宗教テイストも、ヅカの雰囲気をよく戯画化してて面白い。ガラスの仮面のパロディでもあり、世間が演劇やミュージカルに対して抱いている「ぷぷぷ」感が集まった感じ。

しっかし、安っちょいドラマでした。ネタ満載なんだけど、全体的にやっつけ仕事というか。日影先生(=月影先生ね)役の人の発声がいまいちだし、場面が全然かわらないし。

ま、そういうところも楽しむドラマなんだろう。

それよりも気になるのは、このドラマが見せたいファンタジーそのものに自分がついていけないことだ。携帯でとった写真をアップすると、7万人のネットワークで解決のヒントがやってくるという。電車男と同じで、目に見えない誰かと誰かが、ネットでつながっていて心が通じ合ってる、応援し合ってる、という素敵なファンタジー。わかる、わかるんだけど、テレビドラマとしてはメリハリがなくてつまらない。エンターテイメントとしては自閉していってしまう感じ。

リカちゃんのダンスはもっと見たかった。俵塚音頭…全体としてはどんな音頭なのよううう。群舞で、群舞で観たーい。石田とか、ショーでやってくんないかな。米俵を担ぐ、なのにチョーかっこいい男役ダンス。きゃぁ〜。

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