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銀ちゃんの恋 覚え書き [観劇メモ]

まだ終わってなかった、自分の中で(笑)

<銀ちゃんの卑屈さ>
銀ちゃんとヤスの出会いの場面。初演では銀ちゃんがヤスに「おめー、大学出て舞台なんかやってんだー」って言った後に、すごーい間がある。卑屈な目でヤスを見てる。銀ちゃんは学歴コンプレックスがあるんじゃないかって思わせる。

でも、今回はその間が全然なかったのよ。久世銀ちゃんは屈折した困ったちゃんだったけど、ユウヒ銀ちゃんは学歴とか気にしない天性のスターってことなんだよねえ。持ち味にあわせて、ちょっと演出を変えていたんだねえ。(ただ、緑豆なぞは「ユウヒは銀ちゃんに見えない。足長すぎる。かっこよすぎる」と言ってた。。。ま、それぞれ別物ってことで。)

<ちあき>
「尊敬するダンサーは紫吹淳さんです」と言ってくれてたちあき。『L/R』でリカちゃんの後ろで、かわいい笑顔でぴょこぴょこ踊ってたちあき。まさかなー、こんな別の組でなー、しかもこんな場所でなー(注:ガードの意)、見送ることになろうとは、文字通り、夢にも思わなかった。ていうかこんなはやく辞めるとはなあ。トークから察するにボケキャラなんだろうけど、でも黒沢中尉とか、今回の青年団長とか、押し出しの強いところもあって、これからが楽しみだったのになあ。

<小ネタ>
ドラマシティで観たとき、結婚式をやるホテルが「インターナショナルホテル」だって台詞で、素直に笑った。ドラマシティが入ってるビルが阪急インターナショナルホテルだから。でも青年館では笑わなかったの。ヤスがスタントをするビルが「毎日放送からロフトに飛び降りる」ってのも同じ。劇場のある場所って、無意識に意識してるんだなあ。

その他、細かな小ネタが初演といろいろ違っていたね。クレージュの3点セットって初演にあったっけ? ヤスが部屋で死ぬ真似するところは初演ではフォレストガンプだけど、今回は松田優作。時代設定に合わせたらしい。ただ、「階段を3つにぶったぎってせこい階段落ちやりますか〜?」で「平和ニッポンにふさわしい」ってくだりが無くなったのは今の時流に合わせたんだろうけど…、そんな気遣いをする石田に、感心するというか、むっとするというか。

<衣装>
小夏が朋子さんとプールサイドで話し合うときの服がかわいい。普通に売ってたら買う。(二の腕出す自信ないけど)

<ハリネズミ症候群>
初見で泣いたのは、ヤスが映画への愛を歌う歌だった。小さい頃連れられていった映画館…ってやつね。いろんな人の力で映画が出来てるんだ、どんな小さな役でも映画が好きだから頑張れるんだ、って。

でも、だんだん、ラストの階段落ちの直前にヤスが歌う歌でじーんと来るようになった。「ひとごみの中にいると、はやく帰りたいと思う。一人ぼっちで部屋にいると、ひとごみが恋しい」ってやつ。石田の歌詞にしては、いいじゃないか。現代人のさみしさを的確に表現してるような気がして。人恋しくて誰かと仲良くしようと思うけど、お互いにビクビクしてるから、傷つけあってしまう。よくあるじゃん。そういうのを、ハリネズミ症候群って言うんだって。ハリネズミ同士は寄り添うと怪我しちゃうの。

ヤスは銀ちゃんのこと好きだから銀ちゃんにスターであってほしい、だけど自分の意思だってある。銀ちゃんはヤスに子分でいてほしい、だけどヤスが成長するのもどこかでうれしい気もしてる。銀ちゃんは小夏に愛されたいけど、誰も愛せない。小夏は銀ちゃんが好きだけど、ヤスとの生活もいいと思ってる。一度崩れてしまった三人のバランスは戻らない。「好き」にも、ただの「好き」じゃなくて、いろんな感情があんだよ。とつくづく思わせられるストーリーで、それを上手く表現してるなって。

ガードの中にいると、なんでこんなことしてるんだ、はやく帰りたいと思う。家にいると、はやくガードに入ってお手紙渡したいと思う。みたいな?(笑)

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ゲキシネならぬレビュシネ? [ヅカ的近況]

10/24、楽しいお誕生日の出待ちのあと、六本木ヒルズで東京国際映画祭出品作「タカラヅカレビューシネマ ソロモンの指輪」を見てきました。

最近はテレビCM用に短いイメージ映像を作ってきたから、あのノリでゲキシネっぽいの、できるんじゃなーい? という発端だったんだと思う。イメージ映像としてはすごくよくできてる。海の場面の、波をあらわしている女役のスカートの裾が何重にも重なったり、ジャングルの場面でリズムに合わせてキムの毒々しい顔芸と、動物たちが交互に映ったり。すごくキレイで訴えかけるものがある。(荷宮和子は、MTVがレビューから生まれた、と言っていたけど、今回は逆輸入というか、レビューからMTVみたいなものを作ろうとしたわけだ。)

けど、舞台ならではの面白いところは伝わらなかった。盆が回って、劇場のセットがひっくりがえるとそこに黒鳥がうじゃうじゃいて、ぞ〜っとか、全然伝わらなかったし、セリ下がりとかも映らないところが多かった。盆とかセリを映そうとすると、どうしてもヒキの映像になっちゃうからやめたのかなあ?

でも、シナちゃんがキリンから少女に戻るところも、部分的にしか写してなくて、めちゃくちゃもったいなかったよー。そういう、見得を切るような、ババーン! っていう面白さが伝わらなかったんだよねえ。じつはゲキシネを観たことないので、わからないんだけど、ゲキシネではどうなのん?

今回はオギー作品だから、映像を重ねたりするのは効果的だったけど、もっとスターさんがババーン、ってノリのショーだと、別の方向に工夫したほうがいいかな、と思う。

そもそもこれって、ターゲットは誰なんだろう? ヅカファン向け? いや、ヅカファンは舞台観るほうが楽しいよねえ。ナマが好きな人たちだもん。別アングル見たさに一回ぐらいはお金払うだろうけど。それとも、ヅカを見てみたいけど、ちょっと抵抗が…っていう人向け? いやー、だとしたらショーじゃなくてお話があるほうがとっつきやすいのではないかなあ。60分間、わざわざ映画館でMTVを見ようとする人がそんなにいるだろうか。とすると…、舞台でも映画でもない、まったく別の映像芸術? だとしたらわかる。けどやっぱりお客は入るのかなあ???

面白かったけど、ちょっとスッキリしない後味でした。

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紫峰七海 お茶会(10/25)ほか報告など [お茶会報告]

ふつー、お茶会やアドリブの報告というのは、“ジェンヌのファンなんだけどその場に居合わせることが出来なかった人”のために存在するものだ、とゆーことはじゅうじゅうわかっとります。そんなふみかファンがたくさんいるわけない、とゆーこともじゅうじゅうわかっとります。(正直すぎる自分)

で、でもぉ〜、「ああ、あの人ね、でもよく知らないな〜」って人に宣伝する意味はあると思うのぉ〜。というわけで、書いてみんとするなり。

お誕生日は、フィナーレでピンクのお花を胸ポケットに入れて登場。上手のみなさんにグルグル囲まれて、うれしそう。お礼にスポンサー様として投げキスしてました。フィナーレでいつも役のままでいるのが、良いんだよね〜。

ちなみに、お誕生日の出は、頭にバースデーケーキの飾りをつけて出てきて、照れまくり。なんかいつもほわほわとかわいい。なのに「恥ずかしいー」とか言ってる声がやたらめったら低くてハスキーなのが、私的にはひじょーにツボです。

で、一通りお手紙渡しのあと、突然「あ、そうだ」(ぴょこん)と姿勢を正し。眼がギラっとしたと思ったら、

握手したいなー

突如、スポンサー様がご光臨! ぎぇーーーー!! 目が点! 場内騒然、大爆笑の中、握手させていただきました…。さっきまで、ほわほわしてたあの人と、舞台でギラギラしてるこの人は、やっぱり同一人物なんだ! すげぇぇぇー。(今までどうしても別人のような気がしていたのよ…)

スポンサー様の役は、じつはけっこう大変みたいで。お茶会のときも「客席が冷たい」としきりに言ってました。「でも、そう思っていただいてなんぼの役だし…」とも。(アルガンやってるときのユミコみたいだな)「ユウヒさんのファンの方は、組替えしていらしたから、組子を覚えるにもどうしても役の印象に左右されちゃうと思うんです。だから、お友達のユウヒさんファンの方に、しほうななみはあんな悪い人ぢやない! って言っておいてください〜〜」はいはい、言っておきましたよ、ちゃんと(^^)。

その他、お茶会でのお話。

・指輪は自前じゃないんです。みんなが持ってるものを出してくれて。ひとつとして自分のものがないのです。(誇らしげ)
・ヒゲは先生の指定です。あとは「東京から来たハイクオリティ(←わざとらしい発音で)な、おっしゃれーな人」とだけ言われて。二幕はとにかくヒマなので、さあやと「こうしようと思うんだけど」と二人で稽古して勝手に作っていきました。(石田め〜、放置するな〜)
・仮面のダンスは、『マインドトラベラー』で散々やりましたからねー。小池先生はすごく細かいから、仮面合わせと称して、目の位置から何からピッタリするように作ったけど、今回はありあわせの古い仮面で、しかも最初は案の定、数が足りなくて。もう今は慣れたけど、最初からピッタリしたものだったら、最初から踊りやすかったかもって思います。(石田め〜、ちゃんと仕事しろ〜。でも、あの場面はそういう寸劇チックな演出なんだと思うんだけどね。)
・記念撮影でみんながどんな顔してるかは、あとでさあやに必ず聞いてます。プンプン。
・さあや(秘書は「さえこさん」と言うそうです)は専務にいじめられてるので、私がお金の力で専務を沖縄にとばしちゃって、二人でラブラブになるのですー。

二人のやりとりはいいですよねー。フィナーレ付近のアドリブもいくつかあって、秘書に結婚指輪はめてあげて、写真撮るパターンが好きでした。階段降りるときに、まりんちゃんと毎回違うことしてるのもおかしかったし。

・あのカメラはフィルムは入ってないんですけど、ほんとに動くんですよ。一枚とってグイ、一枚とってグイっていうやつ。終わったらフィルムくるくるーって。わかります? わかりますよねえ? でも知らない下級生がいるんですよ! こういうカメラあったよねーって聞くと「?」みたいな。恐ろしいですねー、平成生まれは。(って、あんたも若いやろー。と会場全体が心の中で突っ込んでいたはず)
・デジカメは持ってるけど、メカに強いほうじゃないし、あんまり撮らないですねー。でもー、撮るの上手いってよく言われます(すっごい誇らしげ)。
・殴られたときの動きは、特に苦労してません。こういうとこいると(こういうとこ=タカラヅカの意味だと思われますが、自分のポジションという意味にもとれる)、殴れられたり斬られたりするのはしょっちゅうなんですよ。『蒼いくちづけ』でもめおさんに殴られたし。主役の人は死なないから、殴られたり斬られたりってことに慣れてないですけど。

斬られ役、何年やってると思ってるんだーー(怒)byヤス。みたいな? 

いやいや、そんなコワいニュアンスでは、もちろん全然なくて。でも、「矜持」という言葉がぴったりな感じ。主役の人も斬られると思うけど(アラン編のラストとか)、斬られ役とはまた動作が全然違うんでしょうね。うーん、これにはちょっと感動しました。

・カメラマンの役は、舞台に出てはじめて、すごい重要な役どころなんだと知りました。稽古中は椅子を転がしてただけなので(笑)。
・ユウヒさんは機械みたいにいつも同じところでとまってくれるので、全然苦労しません。微調整ぐらいはしますけど。
・カメラマンの衣装は、とにかくださく。衣装合わせでどっちがださいか、で決めました。いまどきこんなの売ってないだろーって。
・回想シーンのカメラマンはまた別の人で、キンちゃんってキャラで、とっこちゃんとラブラブなんです。(「えっ、別人!? 聞いてみるもんですねー」と司会の人が言っていた。ほんとだ。まさか違う人だとは思わなかったよ。)あんまり客席から見えないんですか? ばっちり見えてるつもりでやってます! (ここも「矜持」)

ただ、じつは、銀ちゃんという作品自体はあんまり好きじゃない? 「宝塚らしくないですよねぇ」って何度も。ひょ、ひょっとして、ベルばらのほうが良かった…? うっそー。ベルばら観て「あー、こっちじゃなくて良かった」って神に感謝しちゃったよ、あたしゃ。

あとは、会からのプレゼントが、なんと愛犬ナナちゃん用で、見るからにがっくりしてて、スネスネなのがかわいかった。口をヘの字にして「ありがとうございますー」「サイズもぴったりだと思いますぅ」。

あ、あと、どうしても書いておかねばならないのが、そのか5人前伝説だ。そのかがジョン卿をやるというので、アラビアの楽のあと、同じく博多大好きなしゅん様と一緒に博多に行ったそーです。二回公演の一回目を見て、そのあとお昼をおなかいっぱい食べて、終演後にそのかさんに会いに行ったら、「鉄鍋餃子でいいよね(真顔)」「え、私たちおなかいっぱいなんですけど…」「だいじょぶだいじょぶ、全然だいじょぶ(真剣)」と有無を言わさず連れていかれ、お店に着くなり、「鉄鍋餃子五人前ーー!」と注文するそのか。。。「えー、そのかさんが全部食べてくださいよー」と言いつつ、結局しっかり食べるふみかちゃんとしゅん様。。。

ほわほわとかわいくご機嫌さんなんだけど、じつはすっっっごい、一生懸命やってる、やりたいんだなあ、と(仮面の件にしても)。タカラヅカが大好きで、大好きで。そりゃジェンヌはたいていみんな一生懸命で、それが美徳なんだけど、それって主役級の人しかなかなか見えてこないじゃないですか。でも、ほんとに主役級じゃない人もそれぞれが頑張ってるんだよなあ。それでああして輝いてるんだよなあ。私の好きな古風な濃いモミアゲでさあ、オッサンだけどお色気あってさあ、貴重だよなあ。辞めるなよ〜、絶対辞めるなよ〜。いや、絶対は無理だが(笑)。頑張った人が、居続けたいと思うタカラヅカであってほしいのよ、私は。

でも、「芝居がうまい」といわれるよりも、「男役としてかっこいい」と言われるほうがうれしいらしく、みんなにそうほめられると、きゃぴきゃぴとハイテンションになってた。おっとりしっかりしてそうで、じつはけっこうハイテンションのおかしな人なのかもしれんなあ。デレデレ。

うわっ、イタい話で長くなってしまった。さーって、雪組ファンのみなさん、お待たせしました! 遅ればせながら、ソロマリ戦線に再び参加しますよ〜。

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サド侯爵夫人(東京グローブ座 10/23 19:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

さすが三島由紀夫の名作と言われるだけある。

サド侯爵の異常な性癖について、関係者の女6人が語り合う。それだけの芝居。だけど、膨大な台詞のやりとりの中で次第に明らかになる彼女らの本性、秘密。世間体を気にするもの、利用しようとするもの、同じように肉欲を楽しみたいと言うもの…。そんな中で彼の妻だけは貞淑を誓うのだけれど、貞淑を誓えば誓うほど、サド行為に貞淑を誓うことになり、貞淑という言葉がどんどん淫らに聞こえてくる不思議。意味が逆転する瞬間。観ながら、「じゃあ私も、今は痛いの嫌いだけど、やってみたら気持ちよくなる、なーんて、逆転の瞬間が訪れるのかな〜?」などと考えているうちに、舞台はフランス革命を経る。罪人だった侯爵が、罪の基準が変わって釈放されることに。価値が逆転してしまうのだ。しかし妻は喜ばない。夫が獄中で書いた小説に、二人の関係が逆転していることを読み取ったから。そしてサド侯爵が帰宅するが……

意味が次々変わっていく状況を追うのが面白い。戯曲を読んでみたい。銀ちゃんにはつまんないだろうけどね(笑)

役者は全員男。異常な話だけに、男が演じるほうが生々しくなくていい。イデアだけが立ち上がって来る。

ヒロインの篠井英介見たさに行ったのだが、このサド侯爵夫人って今までどんな人がやったの? こんな変な人、そんじょそこらの人がやったらただの変態だよ? 変態なのに高貴、美麗、寄り添い系。架空度の高いこの人で見れてほんとによかった。世間体を象徴する母親役に、花組芝居の加納幸和。女形って、芝居より何より、首から肩の線が美しいことが必須よね。このお二人は多少年をとっても、そこが綺麗だから女に見える。肉欲を象徴するサン・フォン伯爵夫人の雨宮良が意外にもよかった。したたかな妹役の小林高鹿はやや棒読み。アリとキリギリスの石井正則が信仰心を象徴するシミアーヌ男爵夫人。アリがこんな演劇に出てるよ〜と、ボキャ天時代を思うと感慨深い。さすがに滑舌いいし、堅実な小物っぷりは似合いだけど、ちょっと物足りないなり。

装置はシンプルだけど、衣装とカツラは豪華でヅカファンも満足。時代設定も考慮してるっぽい。ただ、メイクがね…。そんな豪華な衣装なら、メイクも綺麗にしましょうや。男なんだし。

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役者に恋した女は、蜃気楼を追っているようなものだ [ヅカ的近況]

素晴らしきかな、お手紙渡しという習慣! 

その一瞬だけは1:1だもんねー。しかも、トップ会の会員だったときは、お手紙渡しなんてたまーにしかなかったし、あっても受け取るのに忙しくてさささって感じだったけど、今はそうじゃない! ぬををを…(感動を噛み締めている)。

だがしかし。1:1の瞬間はあっという間で、まるで蜃気楼のようなのだ。

そして蜃気楼を追うために費やされた時間と体力たるや。背中には羽がはえて、飛べそうにウキウキしてるのに、足腰は重かったりする。いい加減、年だし。

「役者に恋した女は、蜃気楼を追っているようなものだ」と、KEANの中で皇太子がエレナを揶揄して言ってたっけ。

うまく言ったものだ。舞台を観ているときは、「ステキー!」と思って、蜃気楼をつかまえた気になるけど、それは一時のことであり、舞台を降りればもうその役の人物はいない。ましてや、男役。舞台を降りれば女の子(しかも、かわいいんだ、これが)。逃げてしまった蜃気楼を追おうと思って出待ちをすると、1:1だと思える一瞬があって、また蜃気楼をつかまえた! と思うけど、結局はジェンヌという役を演じているだけだから蜃気楼は消えてしまう。(こっちだってファンという役を演じているわけだし)

その繰り返しよね。。。それが楽しいとも言えるんだけどね。

そして、路線スターさんじゃないと、蜃気楼がそう頻繁には見えないことにも驚き。いや、公演中はいいんです。それ以外のときの露出が少なすぎる。蜃気楼はそれなりのタイミングで見えてくれないと、飢餓感を煽らないよなー。スカステの出演、機関紙の記事、、、そして何より、ネットでのファンたちの再生産。こういう立場になって初めて気づいたけど、ネット上で話題になって、ファンがその人物について言及することで、蜃気楼が何度も再生産されているんだ。それがほどよく満足させ、ほどよく飢餓感を煽ってるんだ。トップのファンだったときは、ファンサイトをはじめ、妄想サイトだって大手掲示板の悪口だって面白がっていたものだわよ。今はそれがないわけで。(自分でやれって?)

ネットもスカステもない時代は、誰でもこんな感じだったのかなぁー?? それとも、そんな時代はジェンヌとファンがもっとお友達感覚だったのだろうか。いや、口コミのネットワークが強固だったのかな。

とか言いつつも、もちろんまた入り出に行くのだー。えへへ。

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ベルサイユのばら外伝アラン編/エンターザレビュー(市川文化会館 10/13 16:00) [観劇メモ]

ジェローデル編よりマシだ。だってアランがナポレオンを殺したい気持ちはわからないでもないから。←そんな基本的な…(^_^;)。(池田理代子の『エロイカ』は未読なんですが、アランが登場したりするのん?)

なのに、そんなアランとディアンヌが貴族の衣装でプロローグ踊るのはいかがなものか。理屈に合わねー。全国ツアーでベルばら行脚、キラキラな夢の世界で観客増、…なら最初から庶民の役を主役にすんなっつーの。次のベルナール編も絶対にその矛盾が出て来てしまうよね。

説明セリフばっかりなのは覚悟してるからともかくとして。ディアンヌが幽霊って!!そんなファンタジーもどき、受け入れられないよ。あの場面になるたびに興醒め…。これもヅカシステムのせいとはいえ、桜乃彩音も観客もかわいそう。

ラストは歌舞伎みたいでかっこいい。植田作品は基本歌舞伎なんだろうな。

それにしても、キスシーンで笑いをこらえるのが大変だったよ。もはやベルばら観劇ってB級映画を見る楽しみに近いと思うんだけど、映画は笑ってもいいけど舞台は役者に悪いから笑えないじゃん、それがツラい!原作やアニメではいい場面なのになぁ。

澄夫ちゃんのショーはおフランスで好きよ。偶然にもまとぶん(真飛聖)の誕生日で盛り上がったし。客席と積極的にコミュニケーションをとろうとするのが、星組育ちの証拠に思えてうれしい。

まとぶアランはやっぱりしゃべり方が好き。みわっち(愛音羽麗)オスカル上手い。これで手足長かったらな~。まっつ(未涼亜希)ジェロはベストキャスティング。なのに出番少なすぎ。しゅん様(祐澄しゅん)の眉間がかっこいい~ダンスうま~(なのに緑豆は、よしこちゃんの弟の三つ子に似てるとか言う)。瀬戸かずやってかっこいい? 鳳真由って顔は童顔だけどスタイルいいのね。

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銀ちゃんの恋 続き [観劇メモ]

ユウヒ(大空祐飛)かっこいい! ミツル(華形ひかる)かわいい!

けど、初演と比べないと言ったら嘘になる。初演っつってもビデオで見ただけだけど、久世星佳の上手さたるや。汐風幸の上手さたるや。ひたすら、技術に舌を巻いた記憶がある。でも今回の二人は技術は…(笑)。だから今回の楽しさは全然別物なんだ。

「映画の世界は地味か派手か。派手なやつが主役なんだ。」と豪語する派手な銀ちゃんを、地味な久世星佳がやる。おっとりしたお嬢様で、衣装合わせで気持ち悪くなったぐらいのコウちゃんが、あんな庶民で自虐キャラをやる。壁を技術で超えるすごさがあったのが初演だとしたら。今回は、壁を体当たりで超えてる暑さが気持ちいいのかもしれないなあ。クールなユウヒが、感情を剥き出しにする。華しかないミツルが地味な役をやる。一皮も二皮も剥けた二人に乾杯。

野々すみ花は風花舞をややなぞってる部分もあったけど、やっぱり天才。北島マヤだ。この人に出来ない役ってあるんだろうか。

専務@王子(眉月凰)はロマンスグレーがお似合い。そうそう、専務はじめ、ふみかちゃん、橘@めおちゃん(真野すがた)、さあやは、今回新しい役だったり、膨らませてあって得したね。というのも、時代設定が明確になって映画が斜陽だってことになってるの。映画への愛が強調されて◎。(ヅカの現状と関係ある…?)

まりんちゃん(悠真倫)は素なんじゃないか(笑)。ちあき(白鳥かすが)は青年団のモミアゲがいいね~。さあやのカラオケでの所業が!めおちゃんのウィンクにリカちゃんを見た!いぶ(梅咲衣舞)のスケバンが怖い。マメ(日向燦)のカツラに感服。まなはる(真瀬はるか)発声いいな~。きらり(華耀きらり)かわいい!銀ちゃんは小柄で華奢な子が好みなのね。だいもん(望海風斗)が女の子っぽいのは「幕末純情伝」を踏まえているのでは?紫陽レネは一体何役やってるんだ、上手い!以上、順不同でした。

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銀ちゃんの恋(シアタードラマシティ 10/12 12:00&16:00) [観劇メモ]

スポンサー様@ふみかちゃん(紫峰七海)の舞台写真は売ってないのかなー。売ってないんだよなー、当然。あったら絶対買うのになー。ちょい悪オヤジ、素敵すぎる〜。いつのまに秘書@さあや(初姫さあや)の肩抱いてるし。引くとこは引いて、押すとこは押す、出番の多さとか関係なくきっちり仕事してるのね。心配した自分を恥じます、すんません、ついていきます。

そもそも、「一幕はカメラマン役、ってことは、横顔しか見えないやんけー」と思っていたけど、たしかにそうなんだけど、でも撮影してる映像がほんとに映し出されて、それだけで「わー!」とうれしくなってしまう自分がいて、驚き。もとい、自分のイタさに驚き。

顔が映らなくても、台詞がなくても、名前が残らなくても、それでも全然かまわない。映画が好きだから。

そんな台詞がいっぱいあるでしょ、この作品。なんか、ヅカと一緒だよね。今自分が好きな人は、言ってみれば大部屋俳優なわけで。わー、そう思うと、すげえ泣けるよ。そうよビデオで初演を見たときから、ヅカの「どんな生徒でも大事」ってのにつながるなあって思ってたけど、今まさにリアルにそれを実感してるよ! これが新しいステージの喜びなのかもしれん、うん。

大部屋俳優も切ないけど、落ちぶれた女優も切ない。プレッシャーが大きいスターさんも、ぎりぎりのところで生きてる。非日常の世界で生じる、スターと子分のラブ。緊迫した人間関係。…『殉情』と同じで、人間のイヤなところ、弱いところが全面に押し出されてる。殴る蹴るや、炊事洗濯=女性とかはやめてほしいけど、でもイヤなところ、弱いところを見せられても、嫌悪感を感じない。笑えるし、泣ける。特殊すぎる状況なのに、どこか自分の中のイヤさ、弱さにつながってるから、ちょっとずつ共感できる。

それをヅカっぽくないと思う人もいるのかな。たしかに、夢夢しくはない。きれいな部分だけを描くのがヅカだとしたら、ヅカらしくない。だけど、人間の醜さが、弱さが、すべては大好きな映画のため、ってところに集約していくのが、すごいカタルシスなんだよなあ。その仕掛けが、私たちの醜さや弱さをも、愛し、包み込んでくれる気がして。そんなふうに思わせてくれる映画=ヅカの存在そのものが、まるで夢のようにすごいことだって思えて。だから一回転して、やっぱり『銀ちゃんの恋』はタカラヅカにふさわしい、そう断言できる。

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新しいステージ? [ヅカ的近況]

自分史上もっとも仕事が忙しい今日この頃。ブログもろくに書けやしない。なのにオギー退団公演は始まっちゃうし、出待ち再デビューの日も近い。どうなっちゃうのかしら、私。

「忙しい仕事のあいまをぬって梅田まで行くのにねえ」
なんとでも言ってください。
「ニュースの初日映像に映ってないよねえ?」
挑発には乗らないぞ。つーか、これ以上言うと小林一三に破門されっぞ!

いや、フィナーレで映ってますがね。ネット上の報告にも、しばらく経たないと登場しないし。なんか勝手が違う…これが「路線」じゃないってことなのか~。ぬおぉ~、ある意味新鮮だわ。

前に乗ったことのあるアトラクションとは全然違うみたい。ガイドブックにも載ってないみたいだし、乗ってる人も少なそう。自分もこんなアトラクションがこの遊園地にあるなんて気付かなかったし。でもどーしても気になるから乗ってみようかな~。

って感じ。はてさて、その乗り心地は如何!?

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キーン(銀河劇場 10/4 17:30) [観劇メモ(ヅカ以外)]

やっぱり自分はヅカファンなんだなあ…。

だって、貴族が貴族に見えんのよ。タカラヅカって、日常生活ではまったく無用なはずの「高貴さ」が必要とされちゃうから、皇太子役(柚希礼音)もエレナ役(南海まり)も立派に高貴な人に見えたけど、今回の皇太子(鈴木一真)やエレナ(高橋恵子)は、高貴には見えんかった。。。鈴木一真はテレビで見るよりずっと発声がよくて見直したけど…高橋恵子はスタイル良くてきれかったけど…

女性たちが「うっとり顔」をしないのもヅカファン的には不満なのだ。恋をしている自分に酔っているエレナなのだから、もっとうっとり顔をしてくれないと。意地悪な面だけが強調されてしまう。アン(須藤理彩)もガッツがありすぎて、勘違いしてうっとりしている滑稽さが伝わりにくい。

けど、このキーンは最後アメリカに行ってしまうというから、それぐらいガッツのあるアンでいいのかな。

そう、最後キーンは自分を見つけるわけではなく、アメリカに行くとゆうのだ! へ〜。

去年のヅカバージョンは、ヅカだからだったのか、ミュージカル版だったからなのか、キーンの自分探しの旅に決着がついて、そのカタルシスに涙すら流したものだ。でも今回のキーンは、最初から最後まで苦悩が強調されていたように思う。

貴族たちがキーンを徹底して軽蔑しているようにも感じたのも、自分探しではなく苦悩オンリーに見えた理由のひとつだ。ヅカ版だと、軽蔑もしてるけど、羨望もしている、というふうにとれたけど、それはヅカの内輪ムード(この人たちほんとは仲良しなんだよねー)で自分がフィルターをかけていたからなんだろうか? 多面的な話として面白かったので、今回のように苦悩一辺倒だとやや単調かも。

とは言っても市村正親のキーンは、ややもすれば一人で芝居をしがちな彼の特徴が、とてもいいほうにあらわれていて、キーンってきっとこんな人だったはず! いや、市村正親がこんな人に違いない、とぐいぐい引き込まれた。

ラスト、幕がすべて上がって舞台の一番後ろの道具が置いてあるところまで見せて終了、キャストが稽古着で出て来る演出は気がきいていた。あとは、ソロモン役の人がよかったな(我らが紫蘭ますみもよかったけどね)

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