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磁場(本多劇場 12/23 14:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

『HEAD'S UP!!』の倉持裕が脚本で、
同じくユウヒさんが出るというので、観ました。

『HEAD'S UP!!』はすごくよくできたエンタメだったけど、
こちらは小劇場らしい作品で、
倉持さんの守備範囲の幅広さに驚き。

登場人物一人ひとりについていろいろ考えてちゃう
(その後どうしたかな、この前はどうだったんだろう、等々)
っていうのは同じで、やっぱりすごく上手いんだと思う。


そいでもって、めちゃくちゃ怖い話なんですよーー。

新進の脚本家が映画脚本執筆のためにホテルのスイートをあてがってもらって、
監督やプロデューサーと打ち合わせしたりするんですが、
ホテル代をはじめ、映画全体のスポンサーである大企業の会長さんが、
最初は善意っぽく、でもだんだんネチネチと、口出してくるわけです。
会長の意向を勝手に汲む秘書との関係性とか、
(会長にボコボコに殴られても秘書を続けている)
知られたくない過去まで調べて脅迫するとか、

観ながら怖くて怖くて、やめーてーー
と心の中で叫んでました。

大なり小なり、こういうことってあるじゃないですか。
組織の中で、一番力のある人をみんなで持ち上げて、
勝手に推測して勝手に自粛したり、
で、力のある人は孤独になり、もっと力を発揮しようとして、
誰も楽しくない状況になっちゃう。

せっかく面白く作られたものを、自分のセンスが悪いからって、
「一人よがりだ」ってケチつけて、超つまらないものにしちゃったり、さーー。


最終的にはどんでん返しで、ものすごく悲劇的な終わり方をします。
脱力…


パンフによると、実際にあったことを、
ちょっと誇張したり、ちょっと大人しく書いたりした、とのこと。
えー、これよりもっと怖いことがあったのー?!

こういうことは「巻き込まれる」とか「ひっぱられる」とか、
紐とか布のイメージなんだけど、
それを「磁場」っていうのが面白い。

会長役の竹中直人が、怖すぎて怖すぎて。

ユウヒさんはその愛人で、売れない女優。
ややダサい服で、一見どっちの味方かわからない感じなんだけど、
実は慈愛に満ちていて、それとなく主人公を助けようとする。
宝塚の元男役に、慈愛って大事よね。
でも「売れない」のはちょっと似合わなかったな、風格がありすぎるんだもん(笑)


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