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HEADS UP!(神奈川芸術劇場 11/21 13:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

ユウヒファンに連れられて観劇。
ラサール石井が原案・演出で、ミュージカルの舞台裏を描くという。
出演者もいろんなジャンルの人で、ごった煮的ですべっちゃうんじゃないかと、
あまり期待していなかったのですが。

大爆笑でした。
一幕終了後、客席があんなに笑ってる舞台、めったにない。

そして、最後には涙。

まあ、ベタな話なんです。
でも、ベタだけど完成度が高いって、素晴らしいこと。

1000回公演したミュージカル、主演は78才で、すでにぼけかけている
(というところで、いろいろな実在の人物や公演が思い浮かぶ 笑)。
なぜか地方の壊れかけた会館で1001回目の公演をすることに。
だけどヒロインは代打だし、セットは届かないし、主演は台詞とばすし、
で、ごたごたの中でなんとか公演をやりきる、というお話。

おもに設営と撤収を描いていて、登場人物はほぼ全員裏方。

引退しようとしている舞台監督(哀川翔アニキ、相変わらずです)
の元妻で、久々に復帰した女優(女らしくなったユウヒさん)
ぼけかけた大物俳優(今拓哉、
劇中劇でのぼけっぷりがおかしくておかしくて、思い出し笑いしちゃう)
女優志望の衣装係(アニキのお嬢さんだとか)と
小道具係(「柿喰う客」に客演している方だそうです)
はじめて舞台監督をつとめる若者(テニミュの人だそうです)
会館に思い入れがあるけど今はただのゆとり青年のバイト(声優さんだそうです)
もと不良で個性的な大道具さんたち(橋本じゅん、芋洗坂、上原理生、
テンション高くて一気に客席があったまる)
傲慢な演出家とその元カノの演出助手、運送やさん、
照明さん(陰山さん)、音響さん、製作(青木さやか)…
そして、会館の雑用係の青年(中川あっきー、
普通の人の役もできるのねと思ってたら、普通の人じゃなかった…)

全員にドラマがあるのがすごい!
全員がちょっとずつ変化して終わるの。
愛着がわいて、今でも「あの人はその後どうしたのかなあ」なんて考えてしまう。
宝塚の脚本家に見習ってほしいという声がちらほら(笑)

設営と撤収をメインにしているので、
公演をどう乗り切ったか、というのを劇中劇じゃなくて、
撤収作業のなかでちょっとずつ回想シーンで見せるのもうまい。

「積み上げては壊す」、というような表現がけっこうあった。
何もない空間が、その一瞬だけ、別世界になって、またすぐなくなってしまう。
そんな儚いものに、一生懸命な人たち。
そしてそれを楽しみにしている私たち! (観客もちょっとだけ「役」があるのも心憎い)

「公演中止!? そんなことできない、だって、私たちはチケットをもう売ったのよ」
というナンバーで、
もちろん、なんとか公演を実施しなければという必死さにも笑えるんだけれども、
「お金をきりつめてチケットを買って、カレンダーに丸をして、
ちょっとおしゃれして出かけて…」なんて観客側のことも描いてくれてて、
ちょっとウルっとするんだよねえ。

カーテンコールで、本物の裏方さんが登場するのも、素敵でした。
(リノリウム貼るところなんかは、本物の裏方さんがやってました)

舞台への愛がいっぱいです。

もう一回観たい!



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